早いものでもう年末ですね。忘年会・新年会と続くこの宴会シーズンは、1年の内で最も飲食店が稼げる時です。もうしっかり準備はできていますか?
2019年12月のカレンダーを見てみると、13日と20日の金曜日に忘年会の予約が最も多く入ると思われます。居酒屋など、大人数による宴会予約が見込める飲食店では、この2日間だけは予約を調整して、ディナータイムだけで3回転させられるようにしましょう。
普段夜の部は17時からオープンしているお店でも、年末だけは16時からのオープンにして、予約を取ることを試みましょう。16時から、18時30分から、21時からの宴会予約を取れば、ディナータイムだけで3回転させることができます。
16時からと21時からのご予約者には少し特典をつけるなどすれば、案外予約は獲得できるものです。
「忘年会・新年会シーズンは2週間前までの宴会ご予約で全員に〇〇をプレゼント。さらに16時からと21時からの宴会ご予約者には△△も無料でお付けします!」などの告知POPを1日でも早く店内に貼りだしておくことで、3回転を実現できるようにしましょう。
学生が多い街などでは、「今年は昼から忘年会しませんか?」と提案することで、1日に4回転させることも夢ではありません。
うまく宴会予約が取れたら、当日もしっかりとお客様をおもてなしすることが大事です。1日に3回転もしていると現場はさながら戦場のようになっているために、お客様1人1人をしっかりとおもてなしすることなどは不可能、と思われるかもしれません。でも、この「大人数でご来店してくださる宴会客」は実は年明け以降に自店に再来店してくださる可能性のある、大事なお客様なのです。
「宴会だから多少雑な対応をしてしまうのは仕方がない」と開き直るのではなく、お客様に「この店は忙しい日でもしっかりとお客のことを気にかけて良いサービスをしてくれる」と思っていただけるよう、きめ細やかなサービスを提供したいものです。
例えば、宴会時にはお客様のコートを全てお預かりすることができないため、宴会場のハンガーにそのままかけていただいているお店も多いでしょう。そのままハンガーにコートをかけてもらうとどうしても料理の匂いがしみついてしまうため、お客様には不評です。服全体にかぶせられる様な大き目のビニールを用意しておくことで、お客様の評価を少し上げることができるでしょう。
また、宴会中にお酒が入ってほろ酔いになっているお客様は、コースに含まれていない料理やドリンクを頼まれることがあります。会計時に想定していなかった請求が発生して支払いを揉めるなどのトラブルが発生しないよう、宴会スタート前に幹事さんに「追加オーダーをお請けしてしまってよいか?」を確認するようにしておけば、お客様にも安心していただけます。
自店での宴会中に二次会のお店を予約されるお客様も多いでしょうが、幹事さんから店名をお聞きして、すかさずその店への道順を示した地図のコピーを人数分お渡しすることなども非常に喜ばれます。
このように、1つ1つは地味だがお客様に「この店の対応は良い。」と感じていただけるような動きを積み重ねることで宴会参加者に良い印象を与え、リピート来店につなげることができるのです。
では、宴会当日の対応力アップによりお客様に喜んでいただくだけで、多くのリピート来店を確保できるでしょうか?少し難しそうですね。
そこでおすすめなのが、「宴会の当日以降に、自店のことを思い出してもらえるような仕掛け」を施しておくことです。
例えば、忘年会のお客様には「お年玉」をお配りしましょう。もちろん普通にお金を封筒に入れてお渡しするのではなく、翌日以降から使えるお得なチケットをお渡しするのです。お得なチケットとは、普通の割引券ではなく、人気メニューである「〇〇無料試食券」としておくのが良いでしょう。
「宴会の忙しい時でもこの店の店員さんはしっかりと対応してくれたし、料理もおいしかったし、また来ても良いかな。」と思われているお客様に、「当店の一番人気メニューを無料でご提供します。無くしてしまうかも、と心配な方はこのチケットをハッシュタグ付きでSNSにアップしていただくと、当日チケットを持参していただけなくても、無料でプレゼントします。」とお伝えすることで、一定量の方はSNSにその場でチケットをアップしてくださいます。
「宴会で初めて行った店だったけど、なかなか良かった。お年玉で一番人気メニューの無料券ももらったし、1月になったらまた来る!#ご贔屓食堂」などのようにSNSに投稿してもらえれば、ご来店いただいていない方への告知効果もありますね。
SNSにアップしてくださったお客様に、1月に入ってからコメントをつけるとプッシュ通知が届くため、自店のことを思い出してもらえる期待値も高くなるでしょう。
さあ、飲食店にとって最も稼げる月である12月に突入します。忘年会シーズンだけ潤って、翌月以降はまたさっぱり売上が上がらないという事態に陥らないように、しっかりと宴会参加のお客様に好印象を植え付け、リピートしていただけるようにしましょう!
12月度の販促ネタは「ボーナス支給」と「忘年会」です。ボーナスで懐が温かいお客様にいかに高額メニューをオーダーしていただくか、また忘年会で来店されたお客様に、いかにリピート来店していただくかをしっかりと考えましょう!
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