アウトカムとは、一般的に「結果」を意味する言葉です。介護業界においては、在宅復帰などサービスによってもたらされたご利用者様の状態変化の結果を指し、介護報酬におけるサービスの質を評価する視点の一つとなっています。サービスの質は、アウトカムに加え、人員配置などサービス体制に対する視点の「ストラクチャー（構造）」、訓練の実施や計画書の作成などサービス内容に対する視点の「プロセス（過程）」からも評価されます。2006年度の介護報酬改定以降、より効果的・効率的なサービス提供に向けた取り組みを促すために在宅復帰・在宅療養支援機能加算などが導入され、アウトカム評価が重視されるようになりました。