手荒れによる感染対策上のリスク

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医療・介護現場において高頻度で発生する「手荒れ」。手荒れは細菌の温床になるため、看護職・介護職の方の手指を介した接触感染の原因になることがあります。また、手荒れによる痛みなどにより、手指衛生遵守率の低下をまねくことも問題です。

手荒れは細菌の温床になる

手指に異常がない状態に比べて、手荒れした手指には多くの細菌が存在します。手荒れを放置すると殺菌剤やアルコールなどの効果を低下させる「バイオフィルム」が肌に形成され、接触感染のリスクを高めてしまうこともあります。
手荒れ悪化と黄色ブドウ球菌のバイオフィルムの関係についてはこちらで詳しく解説しています。
 
実際、手指衛生をしているにもかかわらず、医療従事者の手指を介して感染が発生した事例も存在します。

医療従事者の手指を介した感染例

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手荒れは手指衛生遵守率低下の要因にもなる

手荒れは接触感染のリスクを高めるだけでなく、手指衛生遵守率を低下させる要因にもなり得ます。手荒れによる痛みが原因で、手指衛生に抵抗を感じてしまうことがあるためです。中には手荒れに悩んで退職してしまう方もいるようです。

感染対策に携わるみなさまがせっかく教育や環境整備に取り組んだとしても、手荒れが原因でスタッフのみなさまの手指衛生遵守率が低下してしまうことは十分に考えられます。手指衛生遵守を啓発するには「手洗いを徹底させること」だけでなく、手荒れ対策などを積極的に取り入れて、「手洗いへの抵抗感」をできるだけ下げるような努力をしましょう。

参考に、実際に行っている手荒れ対策について調べた結果を挙げてみました。「手荒れ対策品の導入」や「保湿成分配合手指衛生剤の導入」などが目立ちます。ぜひ参考にしてみてください。

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出典:花王「手指衛生遵守現状調査アンケート」(2017)

手荒れ対策も検討を

手荒れには「接触感染の可能性を高める」「手指衛生遵守率を低下させる」という2つのリスクがあることをご紹介しました。感染対策に取り組んでいる方は、ぜひスタッフ様のハンドケア対策も考慮してください。
感染リスクを高めるバイオフィルムと手荒れの関係については「手荒れ悪化原因の1つ バイオフィルムとは」で詳しくご紹介しています。

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