新型コロナウイルス感染症 関連情報

2020年5月11日時点

概要

2020年4月7日、「肺炎の発生頻度が季節性インフルエンザにかかった場合に比して相当程度高いと認められること、かつ、感染経路が特定できない症例が多数に上り、かつ、急速な増加が確認されており、医療提供体制もひっ迫してきていることから、国民の生命及び健康に著しく重大な被害を与えるおそれがあり、かつ、全国的かつ急速なまん延により国民生活及び国民経済に甚大な影響を及ぼすおそれがある事態が発生したと認められる。」ことから新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言が発令されました。
新型コロナウイルスの一般的な状況における感染経路の中心は飛沫感染及び接触感染であるが、閉鎖空間において近距離で多くの人と会話する等の一定の環境下であれば、咳やくしゃみ等の症状がなくても感染を拡大させるリスクがあるとされています。また、発症前2日の者や無症候の者からの感染の可能性も指摘されています。一方、人と人との距離をとることにより、大幅に感染リスクが下がるとされています。

医療機関での感染対策について

新型コロナウイルス感染症に対応した医療体制

5月8日の事務連絡「新型コロナウイルス感染症についての相談・受診の目安」で新たな新型コロナウイルスの相談・受診の目安が提示され、発熱に関する条件が削除されました。下記に新しい相談・受診の目安をご紹介します。

少なくとも以下のいずれかに該当する場合には、すぐに御相談ください。
 (これらに該当しない場合の相談も可能です。

  • 息苦しさ(呼吸困難)、強いだるさ(倦怠感)、高熱等の強い症状のいずれかがある場合
  • 重症化しやすい方(※)で、発熱や咳などの比較的軽い風邪の症状がある場合

    (※)高齢者、糖尿病、心不全、呼吸器疾患(COPD等)等の基礎疾患がある方や透析を受けている方 、免疫抑制剤や抗がん剤等を用いている方

  • 上記以外の方で発熱や咳など比較的軽い風邪の症状が続く場合
    (症状が4日以上続く場合は必ずご相談ください。症状には個人差がありますので、強い症状と思う場合にはすぐに相談してください。解熱剤などを飲み続けなければならない方も同様です。)

◆妊婦の方へ

妊婦の方については、念のため、重症化しやすい方と同様に、早めに帰国者・接触者相談センター等に御相談ください。

◆お子様をお持ちの方へ

小児については、小児科医による診察が望ましく、帰国者・接触者相談センターやかかりつけ小児医療機関に電話などで御相談ください。

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消毒・環境清掃について

 5月1日に「新型コロナウイルス感染症に対する感染管理」が改訂、8日に「医療機関における新型コロナウイルス感染症への対応ガイド 第3版」が公開されました。その中で環境消毒や環境整備などに関して変更がありましたのでご紹介いたします。

■環境消毒

新型コロナウイルス感染症が確定または疑われる患者の周辺の⾼頻度接触環境表⾯や、患者の⽪膚に直接接触した器材(⾎圧計や体温計)は、アルコール(濃度60%以上)や次亜塩素酸ナトリウム溶液(濃度0.1%〜0.5%)を⽤いて清拭消毒します。消毒薬の噴霧は⾏いません。また、床や壁などを含む⼤掛かりかつ広範囲の消毒は不要です。患者が不在の場合、環境消毒を⾏うスタッフは⼿袋とガウンを着⽤します。無症状の濃厚接触者が触れたモノや環境表⾯の消毒は不要です。

■環境整備

  • 高齢者施設、不特定多数が利用する施設内、自宅等において、患者が発生した際、大がかりな消毒は不要であるが、長時間の滞在が認められた場所においては、換気をし、患者周囲の高頻度接触部位などはアルコール(エタノール又は 2-プロパノール)あるいは 0.05%の次亜塩素酸ナトリウムによる清拭で高頻度接触面や物品等の消毒の励行が望ましい。
  • 感染症患者の病室清掃はフロアーワイパーやダスタークロス等を使用する。
  • 新型コロナウイルス感染症の疑いのある患者や新型コロナウイルス感染症の患者が使用した使用後のトイレは、次亜塩素酸ナトリウム(1,000ppm)、またはアルコール(エタノール又は2-プロパノール)(70%)による清拭(特にドアノブ、トイレットペーパーホルダー、水栓レバー、便座)を毎日実施することを推奨する。
  • 共有トイレのウォシュレットは、ノズルを清潔に管理できない場合は使用しないことが望ましい。
  • 急性の下痢症状などでトイレが汚れた場合には、その都度清拭する。
  • エアジェット式手指乾燥機は使用しないことが望ましい。
  • 症状のない濃厚接触者の接触物等に対する消毒は不要である。
  • 60%のアルコール濃度の製品でも消毒効果があるとする報告もあることから、アルコール(エタノール又は 2-プロパノール)(70%)が手に入らない場合には、エタノール(60%台)による清拭も許容される。

■リネンや食器などの取り扱い

患者に使⽤した⾷器、リネンは、通常の熱⽔洗浄(80℃、10分間)で問題ありませんので、特別な対応は不要です。施設内においては、病室外に出してから洗浄するまでの間に⼈の⼿を複数介する可能性がある場合にのみ配慮が必要です。⽔溶性ランドリーバックやプラスチック袋に⼊れて搬送すれば、特別な洗浄やディスポ化は不要です。
院内のコインランドリーは、場所を共有するリスクを考えると使⽤しないことが望ましいでしょう。

ただし、新型コロナウイルスに感染する危険のある寝具類の選択を外部委託する場合の取り扱いについては下記の事務連絡に基づき対応をしてください。

標準予防策について

■手指衛生

  • アルコール(エタノール濃度 60〜90%、イソプロパノール 70%を推奨)を⽤いた⼿指消毒
  • 手指洗浄剤と流⽔を⽤いた⼿洗い

■ユニバーサルマスキング

  • すべての職員が院内では常時サージカルマスクを着⽤する

■個人防護具

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  • エアロゾルが発⽣しやすい状況:気管挿管・抜管, 気道吸引, NPPV 装着, 気管切開術, ⼼肺蘇⽣, ⽤⼿換気, 気管⽀鏡検査、ネブライザー療法、誘発採痰など
  • 全⾝を覆う防護服の着⽤は必須ではありません。
  • 基本的に新型コロナウイルス感染症の予防を⽬的としたシューズカバーの使⽤は推奨されません。

現在、個人防護具が不足しています。その場合の対応については下記サイトをご確認ください。

指定感染症としての対応

政府は1月28日に、中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎について、感染症法で定める「指定感染症」に指定すると同時に検疫法の政令も改正し「検疫感染症」にも指定することを閣議決定し、公布しました。2月1日施行となりました。

(1)指定感染症とは、既に知られている感染性の疾病(一類感染症、二類感染症、三類感染症及び新型インフルエンザ等感染症を除く。)であって、感染症法上の規定の全部又は一部を準用しなければ、当該疾病のまん延により国民の生命及び健康に重大な影響を与えるおそれがあるものとして政令で定めるもの。
(2)検疫感染症とは、国内に常在しない感染症のうちその病原体が国内に侵入することを防止するためその病原体の有無に関する検査が必要なものとして政令で定めるもの。

新型コロナウイルス感染症について講じることのできる主な感染症法上の措置


疑似症患者に対する適用(第8条第1項)
 


就業制限(第18条)
 


検体の収去等
(第26条の3)
 


物件に係る措置
(第29条)



医師の届出(第12条)
 
 


入院(第19条及び第20条)


検体の採取等
(第26条の4)
 


死体の移動制限等
(第30条)



感染症の発生の状況、動向及び原因の調査
(第15条)


移送(第21条)
 


感染症の病原体に汚染された場所の消毒
(第27条)


質問及び調査(第35条)



健康診断(第17条)
 
 


退院(第22条)
 


ねずみ族、昆虫等の駆除(第28条)
 


入院患者の医療
(第37条)


感染症指定医療機関の指定状況(平成31年4月1日現在)
特定および第一種感染症指定医療期間
第二種感染症指定医療機関

新型コロナウイルス感染症に関する相談窓⼝

新型コロナウイルス感染症に関する相談窓⼝は下記をご参照ください。

・新型コロナウイルスに係る厚生労働省電話相談窓口(コールセンター)
厚生労働省の電話相談窓口
電話番号:0120-565653(フリーダイヤル)
受付時間:9時~21時(土日・祝日も実施)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

・外国人患者の対応にかかわる医療機関向けの相談窓口
国が設置する休日・夜間ワンストップ型相談窓口
受付時間:平日17時から翌9時まで(土日祝日 24時間)
料金  :無料(ただし、相談を受けて事業者等のサービスを利用した場合は除く) 
電話番号:各都道府県衛生主管部(局)へお問合せください
 
・日本政府観光局のコールセンター(外国人旅行者向け)
英語)https://www.japan.travel/en/plan/hotline/
電話番号:050-3816-2787
対応時間:365日、24時間
対応言語:英語、中国語、韓国語、日本語
対応範囲:緊急時案内(病気・事故等)、災害時案内、一般観光案内

外国人対応

外国人の方に関わる機会も存在しますので外国人患者に対応に係る資料を下記にまとめました。

今回は2月24日時点の情報を掲載していますが、感染が拡大している現在、新型コロナウイルス感染症に関する情報、対策などは日々更新されています。下記のサイトに各種マニュアルが掲載されていますのでご参照ください。

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