医療従事者向けページをご利用のみなさまへ

このホームページで提供している情報は、
日本国内の医療従事者の方に提供することを目的に作成されたものです。
一般の方および海外の医療従事者に対する情報提供を目的としたものではありませんので、ご了承ください。
 
あなたは医療従事者ですか?

        ※「いいえ」とお答えいただいた場合、花王プロフェッショナル・サービス株式会社のTOPページへ移動します。

ICNが現場指導で使える 感染対策Q&A

手指衛生のQ&A

困った表情の男性看護師のイラスト

Q1

ここ最近、スタッフの手指衛生の遵守率が下がってきたように感じています。適切な手指衛生の徹底を継続させるためには、どうしたらよいでしょうか?


A1

手指衛生の遵守率を維持したいのであれば、一時的な啓発活動だけでなく、長いスパンで考えた組織としての多角的・戦略的な取り組みが大事です。例えば、キャンペーンを実施することも効果的です。ただしその場合は、その前後の戦略的な計画に基づいて明確な目標を設定し、継続的な実施につなげられるようにしていきましょう。

この質問の回答者

四宮 聡 先生
箕面市立病院 感染制御部副部長
感染管理認定看護師

解説

「手洗い週間」などのキャンペーンは教育啓発のきっかけになりますが、それを行うだけでは遵守率が一時的に上がってもまた下がってしまうのは当然ともいえます。維持していくためのアプローチにはならないことを認識し、長いスパンで考えるようにしましょう。 
 
キャンペーンを行うときは目標を明確にし、それが終わる頃には次の取り組みが始まっていて、スタッフが忘れないうちに期間中のデータをフィードバックする……といったことを繰り返していくと手指消毒の遵守率が上がってきます。一過性のものではなく、計画的かつ上手にキャンペーンを活用することが大事です。

関連記事
情報誌 花王ハイジーンソルーション特集1
「WHO手指衛生多角的戦略」の日本での実践


患者さんやスタッフを感染から守るために最も重要かつ基本的なことは、手指衛生が各部署や病院全体に根付いていることです。自分の部署について、手洗い・手指消毒をする環境が整っているか、スタッフ全員が必要なタイミングを正しく理解しているか、手指消毒の回数や消毒液の消費量を定期的にフィードバックする機会があるか分析してみてください。また、手指衛生の大切さは、ICNのみなさんが伝えるのはもちろん、師長、部長、院長などからもスタッフに伝えてもらう機会を設けるとよいでしょう。

職員への教育・啓発方法の例

  • 正しい手指消毒方法や手洗い方法のポスター
  • 各部署内の手指消毒の回数・消費量の調査
  • 上記データの分析・フィードバック
  • 意識が低下する時期に実施する手指消毒キャンペーン

手指消毒のイラスト

  • 以下のお役立ちツールも手指衛生キャンペーンに活用できます。

Contact

お問い合わせ・ご相談

手指衛生・環境衛生に関するお問い合わせはこちら

サイトの掲載内容に関するお問い合わせ、製品に関するご不明点などは下記からお問い合わせください

電話・FAXによるお問い合わせ

営業時間/9:00~12:00、13:00~16:00
(土・日・祝日・年末年始・夏季休業を除く)

ご返信できますようお客様の氏名、
電話番号、ファクシミリ番号をご記入下さい

お電話の混雑状況によって、つながりにくい場合がございますので、
メールによるお問い合わせも併せてご利用ください。
ご不便とご迷惑をおかけいたしますが、ご理解賜りますようお願い申し上げます。

製品の誤飲・誤食、製品が目に入ったなど、緊急の場合は、すぐ医療機関にご相談ください。
また、製品サポート・Q&Aもご参照ください。

Page Top