感染対策とは、感染症の伝播を防ぐために講じるべき手段です。感染は感染源・感染経路・感受性宿主の3要素が揃うと成立します。感染源とはウイルスや細菌などの病原体のことで、清掃や消毒による対策が可能です。感染経路には、飛沫感染・接触感染・空気感染などがあり、それぞれに適した対策方法が存在します。感受性宿主とは、免疫力が低下し感染症になりやすい人のことです。この場合は、免疫力の低下を招かないように健康管理に努めるほか、ワクチン接種や栄養管理等の対策を講じることも重要です。
なお、2021年度（令和3年度）の介護報酬改定では、「感染症や災害への対応力強化」が掲げられました。これにより、すべての介護サービスに対して感染対策に関する取り組みが義務化されます。