介護現場の用語集
2022年8月29日公開
サージカルマスク
さーじかるますく
サージカルマスクとは、不織布製の医療用マスクのことです。サージカルマスクの役割は、着用者が血液・体液由来の病原体飛沫に曝露するリスクを低減することです。また、着用者の呼気中に含まれ排出される微生物から周囲の人を守ります。国内では、2021年に公開されたJIS T 9001規格で「医療用マスク」と呼称が統一されました。 JIS T 9001の医療用マスクの規定においては、医療用マスクに必要な捕集機能、人工血液バリア性について、クラスⅠ、Ⅱ、Ⅲの3つに分類されており、共通の通気性、安全・衛生項目が設定されています。
介護の現場においては、下痢患者の失禁ケア、口腔ケア、気管内吸引、汚物処理など、ご利用者様の体液などが飛散し、曝露するリスクがある時に着用します。そのほか、サージカルマスクの規格や必要な場面などについては「情報誌 花王ハイジーンソルーション No.24 特集1 医療、介護に用いられるサージカルマスクの規格と使い方～マスクの種類、JIS T 9001規格に注目して～」をご参照ください。
参考：
・経済産業省「マスクの日本産業規格(JIS)が制定されました」
・一般社団法人 職業感染制御研究会「サージカルマスクの選び方・使い方」
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