感染防止対策と社会経済活動(日常生活)の両立を目指して。 福岡県の飲食店・宿泊施設を対象とした「福岡県感染防止認証制度」を、ポスタ ーやリーフレットで後押し。

感染防止対策と社会経済活動(日常生活)の両立を目指して。 福岡県の飲食店・宿泊施設を対象とした「福岡県感染防止認証制度」を、ポスタ ーやリーフレットで後押し。

感染防止対策と社会経済活動(日常生活)の両立を目指して。 福岡県の飲食店・宿泊施設を対象とした「福岡県感染防止認証制度」を、ポスタ ーやリーフレットで後押し。

新型コロナウイルスの感染拡大により、私たちを取り巻く環境は大きく変化しました。感染は拡大と縮小を繰り返しており、事業者の中には、誰もが安心して店舗を利用していただけるよう、また、従業員を感染から守り事業を継続していくために、どのように感染防止対策を行っていくべきか、お悩みの方も少なくないでしょう。

福岡県は、マスクを外すなど、感染リスクの高い飲食の場における感染防止対策の徹底を図り、安心して飲食店を利用できるよう、令和3年7月に「福岡県感染防止認証制度」を創設しました。

この制度の浸透を図るにあたって、花王プロフェッショナル・サービス株式会社(以下、KPS)では、福岡県と連携し、事業者及び利用者双方が実践する感染防止対策を、正確で分かりやすく示すためのポスター、リーフレットを作成し、情報発信に取り組みました。

今回は、KPSと福岡県が連携した取り組みについて報告します。[取材:2022年6月~7月]

これまでの福岡県の感染防止の取り組みと、認証制度における情報発信について。

県では、事業者や県民の皆さまとともに、社会全体で新型コロナウイルスによる感染拡大を防ぐことに取り組んでいます。
令和2年8月、全ての事業者を対象に、事業者が自主的に感染防止対策を宣言する「感染防止宣言ステッカー」(青ステッカー)事業を実施してきました。その後、飲食店における一層の感染防止対策の徹底を図るため、「福岡県感染防止認証制度※」を創設しました。県の認証を受けた店舗には「感染防止認証マーク」(ゴールドステッカー)が掲示されており、認証店は20,902店舗(2022年9月5日現在)あります(宿泊施設を含む)。

認証の基準づくりについては、国が提示した要件や、飲食関連の業界団体のガイドラインを参考に作成を進めましたが、県の担当部局内でも人によって基準の捉え方が違うため、どのように表現すれば、飲食店や利用者に、正確に、分かりやすく伝えられるか、推敲を重ねました。
認証制度の目的は感染防止対策の徹底です。認証の基準や、守っていただきたいことについて、正確性を保ちながら分かりやすく伝えることは、飲食店や利用者に感染防止対策を実践していただくために重要なことです。
飲食店では、利用者への感染防止対策を促すほか、従業員に感染防止対策を徹底する、カウンターやテーブルなど各種の設備を感染しにくい形に整えるなど、行うべき業務が多岐に渡ります。「平易な文で表現する」「イラストで視覚的に訴える」などの手法が必要と考えました。そんな時、KPS様からお話をいただきました。

「感染防止対策マーク」(対象:飲食店・宿泊施設)

感染防止認証マークの画像

飲食店・宿泊施設を対象とし、福岡県が定める感染防止対象をすべて満たしていると現地確認したことを示すもの。このマークを掲示する飲食店・宿泊施設は、感染防止対策の徹底が確認されているため、より安心して利用できる

「感染防止宣言ステッカー」(対象:飲食店・宿泊施設以外の業種

感染防止宣言ステッカーの画像

新型コロナウイルス感染防止対策を実施している店舗・施設を示すもの。
ステッカーを掲示することで、安心して利用できる施設であることを周知・確認できる。
感染拡大防止につなげることが目的。

感染防止認証マークを掲示している認証店の画像。

感染防止認証マークを掲示している認証店
(福岡県内の飲食店で撮影)

※ 福岡県感染防止認証制度
福岡県が定める感染防止対策の基準をすべて満たしている飲食店・宿泊施設について、現地を確認した上で認証店として県ホームページに掲載し利用者による検索等を可能としているもの。県は認証店の利用を呼びかけ、飲食店の営業促進と利用者の安心につなげようとしている。

―KPSと連携した情報発信へ
具体的にはどのようなことを行いましたか。


KPS様は、さまざまな企業や団体向けに衛生関連の製品・サービス・ソリューションなどを提案している企業で、飲食店の衛生管理における知見やノウハウを豊富に持っています。また、社会的課題の解決に向けて、地域社会やNGO/NPOと連携しながら、企業の強みを活かした技術支援、啓発活動や寄付、連携などを通じた包括的な視点での取り組みを行なわれており、他の自治体とも連携されていた実績もあります。

認証制度の情報発信において、KPS様の担当者と何度も打ち合わせを行い、飲食店及び利用者という2つの視点に立って広報物の内容を検討していくこととしました。

まず、飲食店に対しては、正しい感染防止対策を行えるよう、認証基準をイラストにすることにより、求めている内容を正確かつ端的に伝えるリーフレットを作成し、県のホームページに掲載しました。

次に、利用者の協力なしには感染防止対策の徹底にはつながらないため、一目見るだけで理解できるように、ポスターを作成して、認証店に配布し、店内での掲示をお願いしました。
 
また令和4年1月には、認証制度の対象に宿泊施設を追加しました。
宿泊施設には、客室の他に浴場や食事会場など利用者同士が共有して使用するスペースも多く、換気や消毒、間隔の確保等の感染防止対策において留意すべき点も多くあります。ポスターを作成し、宿泊施設及び利用者双方に必要な感染防止対策を視覚的に理解いただけるよう工夫しています。その際には、海外の方にも分かりやすいよう英語による説明も加えています。
 
多くの人が利用する飲食店や宿泊施設の感染防止対策は、感染が落ち着いている時期にも重要です。一時的な対策実施ではなく、長期的に対策を継続していただくため、今後も機会があるごとに事業者や県民の皆さまに、実施すべき対策について、分かりやすくお示しし、ご協力をお願いすることが必要だと考えています。

福岡県とKPSが制作した注意喚起ポスターの画像。制作に協力したKPSの社員が宿泊施設を訪問し、ホテルの支配人への ポスターの説明や掲示を行っている様子の写真。(福岡県内の宿泊施設で撮影)

―今後の展望をお聞かせください。

最初は未知のウイルスであった新型コロナウイルスも流行から2年以上が経過し、私たちがとるべき対策、ポイントがはっきりしてきました。
今後もウイルスの変異を注視していく必要がありますが、現在のオミクロン株の系統においては、感染防止対策を徹底しながら、社会経済活動を維持していくことが重要です。
事業者や県民の皆さまには、引き続き、マスクの正しい着用、手指消毒、三密の回避、換気など、基本的な感染防止対策の徹底をお願いします。
県としては、認証した飲食店や宿泊施設の感染防止対策を定期的に確認しています。飲食店や宿泊施設などを利用する際には、感染防止認証店を利用して、店舗の感染防止対策への協力をお願いします。

  • 今回の取材および撮影は、新型コロナウイルス感染対策に十分に留意して実施しました。

感染防止認証マークを紹介しているポスター画像

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