Glossary
飲食店でよく使われている専門用語を、 五十音順でご紹介します。
アセスメント
アセスメントとは、評価や査定という意味。人材配置をするにあたり、そのポジションにふさわしいか能力や特性を評価する「人材アセスメント」がある。
AIDMA(アイドマ)の法則
AIDMA(アイドマ)の法則とは、消費行動の仮説で、『Attention(注意)・ Interest(関心)・ Desire(欲求)・ Memory(記憶)・ Action(行動)』の頭文字を取ったもの。
AISAS(アイサス)の法則
AISAS(アイサス)の法則とは、ウェブを利用する消費者の購買プロセスのことで、『Attention(注意)・ Interest(関心)・ Search(検索)・Action(購入)・ Share(情報共有)』の頭文字を取ったもの。
ROI(Return On Investment)
ROI(Return On Investment)とは、投資に対してどれだけの利益を得られたかを指す指標。利益(100万円)÷投資金額(500万円)×100=20%と表す。ROIが20%であれば5年で投資金額を回収できることになる。
営業利益率(売上高営業利益率)
営業利益率(売上高営業利益率)とは、店舗の売上高に対する利益の割合のこと。その店がいかに効率的に稼いでいるかを表す指標。「利益÷売上×100」によって計算できる。
FLコスト
FLコストとは、Food(食材費)とLabor(人件費)の合計金額のこと。ともに大きなコストであるため、売上に対してどの程度に抑えることができるかが、利益を出し続けられるかどうかに大きく影響する。
FL比率
FL比率とは、飲食店の売上高に占める、FLコストの比率のこと。FL比率=(食材費+人件費)/売上高で計算でき、一般的に60%以下であることが推奨されている。
FD比率
FD比率とは、売上高に占める、Food(食べ物部門の売上)とDrink(飲み物部門の売上)の比率のこと。ドリンクの方が原価率が低く利益率が高いため、ドリンクの比率を高めることで店舗の利益率を改善することができる。
ABC分析
ABC分析とは、重点分析とも呼ばれる。売上や利益への貢献度が高いメニューをA・B・Cに順位分けし、優先的に販売すべき商品を見極めること。
エリアマネージャー
エリアマネージャーとは、チェーン店にて、「東日本エリア」などの特定の範囲の店舗を受け持ち、店長とともに繁盛するお店作りをする役職のことを指す。
外構
外構とは、道路から店舗までの通路や門、看板、庭、植栽などのこと。建物の外観と合わせてお客様を迎える顔となる部分を指す。
外装
外装とは、建物などの外から見える部分(外壁・屋根)の形姿や設備のこと。
回転数(回転率)
回転数(回転率)とは、1日の来店客数を席数で割った値のこと。20席のお店に50人が来店すると2.5回転したことになる。客単価が高いほど回転数は下がることが多い。
勘定科目(かんじょうかもく)
勘定科目(かんじょうかもく)とは、お金や商品の出入りを把握するためにつけられた名称のこと。経理を行ううえで必要な5つの項目「資産・負債・純資産・費用・収益」を更に詳細に分けるための名称。
開業融資
開業融資とは、開業するために日本政策金融公庫などから融資を受けること。事業計画書や申請後の面接によって、融資してもらえる金額が変動することがある。
確定申告
確定申告とは、所得に対する税金を過不足なく収められるように処理すること。適正に納税しないことで延滞税がつき、場合によっては加算税がつくこともある。
業態変更
業態変更とは、「居酒屋からカフェなどに業態(ジャンル)を変えること」を指す。成功したノウハウを使える業態に変更する場合と、業績悪化によって変更を余儀なくされる場合の2つに大別される。
客席稼働率
客席稼働率とは、客席数に対してどれくらい席を使っていただけたかを表したもの。計測時点での着席人数(10人)÷全席数(20席)=50%と表す。
客席ゾーニング
客席ゾーニングとは、店舗のスタッフが受け持つ卓をあらかじめ決めておき、混み合ってきても十分なサービスを提供できるようにする接客方法。
客席面積比率
客席面積比率とは、飲食店における「客席部分の広さ」のことを指す。バーなどのように調理に重きを置いていない業態では、一般的に客席面積比率は80%ほどになる。
客席レイアウト
客席レイアウトとは、お客様がゆったりと過ごせ、スタッフもサービスを提供しやすい客席空間を作るために、店舗の設備配置を考えること。
客単価
客単価とは、一人のお客様が一回の食事でどれくらいのお金を使ってくれたかを指す。高級店ほど客単価は高くなる。
キャッシュフロー
キャッシュフローとは、現金の流れのこと。どれくらいのお金が店舗に入り、出ていったかを表し、「帳簿上は黒字だが取引先への支払いが今月できるか」などを把握するために使われる。
業種
業種とは、扱っている売り物やサービスが何かで分類した事業の種類のこと。飲食店は、サービス業に含まれる。
業態
業態とは、「ファストフード・レストラン・居酒屋」など売り方が何かで分類した事業の種類のこと。
経費
経費とは、事業を運営するために使った費用のこと。店舗の家賃や従業員の給料、電気代などを指す。備品の購入などに使った費用は経費にできるか都度確認が必要。
決算書
決算書とは、店舗の経営状況を明らかにするためのもの。主に「貸借対照表(BS)」・「損益計算書(PL)」・「キャッシュフロー計算書(CF)」の3つを指し、どれくらい経営をうまく回せているかを知り、次年度の事業計画を立てるために使われる。
減価償却
減価償却とは、機械や建物は時間が経過することで価値が下がることから、店舗が持つ資産価値を常に適正にするため、下がった金額分を資産から差し引くこと。
原価率
原価率とは、売上に対する食材原価の割合のこと。原価(食材原価)が低いほど利益率は高くなり、収益性が高いといえる。
建ぺい率
建ぺい率とは、敷地面積に対する建築面積(建坪)の割合のこと。100㎡の敷地で建ぺい率が50%の場合、建坪最大面積は50㎡となる。
恒温高湿庫
恒温高湿庫とは、庫内の湿度と温度を一定に保つことができる冷蔵庫のこと。鮮度を保ちやすいため、作り置きをした料理をすぐに提供できる状態で保存できる。
控除計算
控除計算とは、税金計算をする際に、所得から控除できる内容と金額を計算すること。社会保険料控除や給与所得控除などがある。
5S
5Sとは、「整理・整頓・清掃・清潔・しつけ」の頭文字を取った、よりよい職場環境を作るための指針のこと。
固定費
固定費とは、売上に関係なく一定の金額でかかる費用のこと。社員人件費や地代家賃、初期条件と呼ばれるリース代などを指す。
雇用契約書
雇用契約書とは、雇用主(店舗)と使用者(従業員)がお互いに納得して働けるように、雇用条件が明記されている契約書のこと。
コンセプト
コンセプトとは、集客したいお客様やメニュー・価格・内装などから、どのようなお店作りをしたいか方向性を決めること。
最低賃金
最低賃金とは、最低限支払わなければならない賃金の下限額のこと。労働者の安定した生活を推進するために毎年改定されている。最低賃金額未満で労働契約を結ぶことはできない。
雑費
雑費とは、他の勘定科目にあてはまらない費用のこと。一時的な清掃用品のレンタル代や床のクリーニング代などを指す。
サブスクリプション
サブスクリプションとは、サービスを利用したときに利用回数に応じず、定額制を設けて運営するフィービジネスのこと。飲食店の場合、一ヵ月定額飲み放題の制度などがある。
サプライチェーンマネジメント
サプライチェーンマネジメントとは、食材の調達からメニューとして提供するまでのプロセスを、最適化するために管理する経営手法のこと。
三六協定(さぶろく協定)
三六協定(さぶろく協定)とは、店舗のスタッフを1日8時間、1週40時間を越えて労働させるとき、休日に労働させるときに必要な書面による協定のこと。
参入障壁
参入障壁とは、新たな市場に進出する際に妨げとなる要因のこと。誰でも比較的参加しやすい市場では競争が激化することが多い。
CS
CSとは、「Customer Satisfaction」の略称で顧客満足度のこと。料理やサービスの質がお客様の期待値を上回ることで顧客満足度が高まり、リピート率が向上する。
事業計画書
事業計画書とは、店舗の経営者が、お店を安定して経営して行くためにどのように事業を進めるかを明らかにした書類のこと。ビジネスプランを立てたり融資を受けるために使われる。
時限立法
時限立法とは、有効期間のある法令のこと。青色申告をしている飲食企業においては「30万円未満一括損金計上(パソコンなど費用全額をその年に償却できる)」が該当する。対義語として「恒久法」がある。
社会保険
社会保険とは、国民の生活を保証するための公的な保険制度のこと。医療保険・年金保険・介護保険・雇用保険・労災保険を指す。一定の条件を満たす国民は加入し、社会保険料を負担する義務がある。
什器(じゅうき)
什器(じゅうき)とは、テーブルやイス、収納棚などの店舗で使う機材のこと。お店の雰囲気を左右するため、機能性のみではなくデザインも重視される。
修繕積立金
修繕積立金とは、将来的に発生する修理や修繕に向けてその費用を積み立てること。一般的には分譲マンションなどで使われるが、飲食店では厨房機器の故障などに備えて独自に積み立てるべきもの。
収入印紙
収入印紙とは、租税や手数料の徴収のために政府が発行する証票のことを指す。飲食店においては、5万円以上の取引の際には200円の収入印紙が必要になる。
消耗品費
消耗品費とは、1個もしくは1組の取得金額が10万円未満もしくは、使用可能期間(法定耐用年数)が1年未満のものの購入の経費を指す。パソコンソフトのライセンス料や事務用品費用などが計上できる。
商圏調査
商圏調査とは、お店がターゲットとしているお客様が仕事や生活をしているエリアがどこか調べること。出店場所を決める際には、どれくらい集客を見込めるか調査する必要がある。
助成金
助成金とは、厚生労働省や地方自治体から支給される、原則、返済不要のお金のこと。随時募集されており、用件を満たしていれば高い確率で受給することができる。
食材費
食材費とは、店舗がお客様に料理を提供するために使う食材にかかる費用のこと。飲食店における原価を指す。
人件費
人件費とは、その店舗で働く従業員への給与や福利厚生費、インセンティブなどのこと。人材不足の状態になることで高騰する。
深夜残業代
深夜残業代とは、その日の労働時間が8時間を超えており、かつ22時~翌朝5時の間に労働が発生する時に支払われる賃金のこと。8時間を超える残業代で25%以上、深夜労働で25%以上をそれぞれ通常の時間給に上乗せする必要がある。
深夜酒類提供飲食店営業届
深夜酒類提供飲食店営業届とは、24時以降に酒類をメインとして提供する居酒屋やバーなどのお店で必要な届け出のこと。管轄の警察署に届け出る必要性がある。
創業者融資制度
創業者融資制度とは、創業前もしくは創業して間もない事業者が受ける融資のこと。日本政策金融公庫の「新創業融資制度」では無担保かつ連帯保証人が不要で利用できる。都道府県、市区町村などの「制度融資(創業融資)」もある。
造作譲渡費
造作譲渡費とは、居抜き物件において、以前の店舗運営で使われていた設備やテーブルなどの什器を新たな賃借人が譲り受ける際に発生する費用のこと。
損益計算書
損益計算書とは、一定期間において、利益もしくは損失がいくら発生したかという経営成績を明示した報告書のこと。
損益分岐点
損益分岐点とは、売上と費用が等しくなり、損失も利益も出てない状態のこと。利益を出すためには最低どれくらい売上を立てなくてはいけないかの分岐点を考えるための指標を指す。
法定内福利厚生
法定内福利厚生とは、法律で定められている福利厚生制度のこと。「医療保険・年金保険・介護保険・雇用保険・労災保険」などの社会保険のことを指す。
法人税
法人税とは、店舗運営を行っている法人の所得金額に応じて課せられる税金のこと。個人事業主が店舗運営する場合は所得税がかかる。
法人カード
法人カードとは、利用した決済の引き落としを法人口座から行えるクレジットカードのこと。店舗経費を専用の法人カードで決済することで帳簿がつけやすくなる。
法定外福利費
法定外福利費とは、法律で定められておらず、任意で提供する福利厚生サービスのこと。社宅の提供や住宅費の補助や育児支援などを指す。
法定休日
法定休日とは、原則、1週間に1日与えられる休日のことを指す。4週に4日間の休みでもよい。
法定労働時間
法定労働時間とは、労働基準法で定められている労働時間の限度のこと。原則1週間あたり40時間の労働時間に収めることが求められているが、店舗で働く従業員が10人未満であれば、44時間までとすることができる。
保証金
保証金とは、敷金と同様、賃料の滞納時に充てるなど店舗を貸し出すうえでのリスクヘッジをするための費用のこと。契約時に定めた期間や比率で返還されるが、都心部では、6か月~20か月分の保証金を求められることがある。
補助金
補助金とは、経済産業省や地方自治体から支給される、原則、返済不要のお金のこと。年に数回ほど公募されているが、用件を満たしていても書類や面接での審査によって受給できない場合がある。
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