2024年8月2日更新
参考資料 LJ Taylor:An evaluation of handwashing techniques-1.
手洗いで洗い残しが生じやすいのは、指先や指の間、親指の付け根、手の甲、手首などです。手洗いの際はこれらの部分には特に注意しましょう。
また、手荒れは皮膚上の細菌繁殖を招き、感染のリスクを高める原因になります。スタッフ様の清潔で美しい手指を保つためにも、肌のうるおいを保つハンドケアが必須です。
手指の汚れが目で確認できる場合は、手洗い剤を用いてしっかりと手洗いを行います。手洗い剤にはそれぞれ特長があります。状況に合わせてお選びください。
手洗いでは洗浄の手順を把握し、正しいステップを実践することが大切です。
また、以下のポイントに気をつけましょう。
POINT1. 最初に流水で十分に両手をぬらす
POINT2. 適量の手洗い剤を用いて少なくとも15秒は両手の手のひらをよくこする
POINT3. 流水でしっかりと流す
POINT4. ペーパータオルを用いて水分を完全に拭き取る
POINT5. 使用したペーパータオルで蛇口を閉める
手洗いの手順
流水で十分に両手をぬらす(10秒)
ハンドソープを手にとる
両手のひらをよく洗う(③~⑧まで15秒以上洗う)
手の甲を伸ばすように洗う
指先、爪先の内側を洗う
指の間・付け根を洗う
親指と手のひらをねじり洗い
手首も忘れずに洗う
しっかりと流す(20秒)
ペーパータオルで拭く
一見きれいに見える手にも、細菌などの「見えない汚れ」が潜んでいます。手指消毒剤を用意して、いつでもどこでも手指消毒できる環境を整えましょう。
POINT1. 消毒は乾いた手で行う
POINT2. 手指消毒剤で手指全体を濡らす。このとき、15秒以内に乾かない十分な量を使用する
POINT3. 手指消毒剤が乾くまで手指表面全体に擦り込む
手指消毒の手順
消毒剤を適量手のひらにとる
はじめに両手の指先に消毒剤をすりこむ
次に手のひらによくすりこむ
手の甲にもすりこむ
指の間にもすりこむ
親指にもすりこむ
手首も忘れずにすりこみ、乾燥するまでよくすりこむ
全体が乾燥したことを確認し、ハンドローションを使用する
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