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製品サポート・Q&A

薬事品とは？

薬事品とは、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律（薬機法）」によって、品質、効果・効能、製造、販売流通などの基準が定められた、医薬品、医薬部外品、指定医薬部外品、化粧品、医療機器のことです。身体に使用する製品（手指や髪、全身用の洗浄剤、スキンケアクリーム）なども含まれます。

以下の花王プロフェッショナル・サービス製品が、薬機法による「医薬部外品」「新指定医薬部外品」「化粧品」に該当し、それぞれの区分に応じた効果・効能があります。

「新指定医薬部外品」「医薬部外品」「化粧品」該当製品（例）

効果・効能の範囲

身体に使用（服用、塗布、洗浄など）する製品は、薬機法により「医薬品」「新指定医薬部外品」「新範囲医薬部外品」「医薬部外品」「化粧品」のどれかに分類され、効果・効能の範囲が明確に分かれています。
参考：厚生労働省「薬事法等の一部を改正する法律について」（https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000045726.html）

医薬品

病気の「治療」を目的とした薬です。配合されている有効成分の効果が厚生労働省により認められています。

医薬部外品

治療というよりは、防止・衛生を目的に作られたものです。厚生労働省が許可した効果・効能に有効な成分が、一定の濃度で配合されています。

新指定医薬部外品・新範囲医薬部外品

医薬品のうち人体に対する作用が比較的緩和で、販売業者に情報提供努力義務を課さずに、一般小売店でも販売できるようにした製品です。健胃清涼剤、外皮消毒剤などがあり、区分状は「指定医薬部外品」と表示されます。

※
外皮消毒剤であるエタノール製剤を食品に吹きかけたりして加えることは、食品衛生法で禁じられています。食品の衛生維持に使用するエタノール製剤は、食品添加物として認められた製品である必要があります。

化粧品

医薬部外品と比較して効果・効能が緩和で、「清潔にする」「美化する」「魅力を増す」「健やかに保つ」などの目的で使用される製品です。

「医薬品」「新指定医薬部外品 / 新範囲医薬部外品」「医薬部外品」「化粧品」の効果・効能の範囲を表した図。「医薬品」「新指定医薬部外品 / 新範囲医薬部外品」「医薬部外品」「化粧品」の順で効果が弱くなる。

滅菌・殺菌・消毒・除菌などの文言について

「滅菌」「殺菌」「消毒」という文言は、医療機器、医薬品、指定医薬部外品、医薬部外品など薬機法の対象となる製品にしかうたえません。
洗剤や洗浄剤については、たとえ実際に菌やウイルスを殺す効果があっても「除菌」という文言が使用されます。
出典：石鹸洗剤工業会「石けん洗剤の基礎」

【文言の意味】

滅菌・殺菌・消毒・除菌などの文言の意味の表。滅菌：全ての菌を死滅させ、除去すること。殺菌：菌を殺すこと（※殺す対象や程度は明確ではない）。消毒：病原性微生物の感染力を失わせたりして、無毒化すること。殺菌と消毒は薬機法で分類された製品に認められる文言。除菌：対象物における微生物数を減らし、清浄度を高めること（※主に日用雑貨品で使われる文言）。抗菌：菌の繁殖を防止すること。滅菌：菌の量を減少させること。