手荒れとハンドケア

2024年8月2日更新

⼿荒れに潜むリスク

 医療・介護従事者66名の⼿荒れの状況を調査した結果を円グラフにしたもの。⼿荒れしている・少し⼿荒れしている人は64%、⼿荒れしていない・わからない人は36%。

(2016 花王調べ N=66)

スタッフ様の手荒れは感染リスクを高める大きな要因の1つです。
乾燥やひび割れのある手のひらは細菌が増殖しやすく、手指衛生を行っても細菌の数が減少しにくい状態になっています。皮膚のバリア機能も低下するため、スタッフ様自身の感染リスクも高まります。
花王の調査によると、医療・介護に関わるスタッフ様のうち手荒れに悩んでいるのは全体の64%。手荒れを予防するハンドケアの実践が大きな課題となっています。
 
さらに、手荒れが常態化すると皮膚に「バイオフィルム」が形成される場合があります。バイオフィルムとは、手肌に黄色ブドウ菌が吸着して形成される細菌の集合体です。殺菌・消毒効果を阻害するため、しっかりと手洗いを行ったつもりでも皮膚に細菌が残ってしまう可能性があります。つまり、接触感染のリスクを高めてしまうのです。
これからの手指衛生を考える際には、このようなバイオフィルムの存在も考慮する必要があると思われます。

こんなリスクに

手指衛生をしても細菌の数が減少しにくい
⇒ 医療関連感染リスク増加

皮膚のバリア機能が低下
⇒ 自分自身の職業感染リスク増加

かゆみ、痛みが発生
⇒ 医療従事者の手指衛生のコンプライアンス低下

ハンドケアの手順

健やかな肌を保つためには、肌のうるおいを保ちバリア機能を補うハンドケアが欠かせません。正しいハンドケアを実践して手荒れを防ぎ、大切なお肌を守りましょう。

ハンドクリームは手の甲に出して使い、丁寧に馴染ませることがポイントです。忘れがちな爪周りにも塗り込んで手荒れを防ぎましょう。また、クリームを体温で温めると肌に馴染みやすくなります。
介護施設様でプリントアウトしてご使用頂ける、「ハンドクリームの使用方法」ポスターをダウンロード頂けます。ぜひご活用ください。

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