身体の清潔を保持するために大切な入浴ケア。ご利用者様にとっては血行促進やリフレッシュ効果もあり、心身の健康のために欠かすことのできないものです。
また、床ずれなど肌トラブルを早期発見するタイミングでもあり、ご利用者様とのコミュニケーションを図る貴重な機会でもあります。
しかし、入浴ケアの時間的・体力的な負担は大きく、オペレーションの改善に悩む施設様も少なくありません。
ご利用者様にとって快適であることはもちろん、介助されるスタッフ様のご負担も軽減できるような入浴ケアを考える必要があります。
入浴ケアがご利用者様にとって快適なものになるよう、お身体に使用する洗浄料をどのようなものにするかはとても重要です。汚れを落とす役割に加え、お肌へのやさしさも考慮する必要があります。
高齢者のお肌はとても敏感です。介護施設様で使用される身体洗浄料には、お肌に刺激を与えにくい、低刺激の洗浄料を選んでいただくことをおすすめします。
お肌にやさしい身体洗浄料を選ぶときのポイント
介護施設様で使用される洗浄料は、お肌にやさしい低刺激のものを選びましょう。ゴシゴシこすらず洗えるように、泡立ちの良い洗浄料を選ぶことも大切です。
POINT1. 刺激が少ない「低刺激」や「弱酸性」の洗浄料を選ぶ
POINT2. 潤いを保つ洗浄料を使用する
POINT3. こすらず泡で包むように洗える「泡立ちの良い」洗浄料を選ぶ
高齢者のお肌の状態について
加齢に伴い、肌のうるおいを保つ「セラミド」「天然保湿因子(NMF)」の減少や、皮脂を作り出す機能の低下が起こります。その結果、肌表面がザラザラしたり、浅いヒビ割れが無数に生じたりすることがあります。これを老人性乾皮症といいます。
洗浄料を選択する際のポイントは、お肌へのやさしさに加えて、すすぎの早さなど作業面にも目を向けてお選びいただくことです。すすぎの早さはスタッフ様による介助の負担軽減や、節水によるトータルコスト削減にもつながります。さらに、髪と身体を両方洗える洗浄料をお使いいただくと、つめかえミスのリスクを回避できますし、つめかえ作業・在庫管理の負担も軽減できます。このように、入浴ケアに関してお持ちの課題を、洗浄料のもつ機能によって解決できることもあります。
課題・お困りごと
課題の解決をサポートする洗浄料の機能
ご利用者様のお肌について
●乾燥肌・カサつき ●洗浄で肌が荒れやすい
以下の機能を持った洗浄料の使用
●弱酸性・低刺激性
●うるおいを守って洗える
●泡立ちがよい・泡で出てくる
●低刺激でしっかり洗える
●湯船でくつろいでいただく時間が長くとれない
●洗浄時間を短縮するすすぎの速さ
●浴室が狭く備品のスペースがとれない ●洗浄料のつめかえ作業・在庫管理が負担
●省スペースを実現し、つめかえ・在庫管理を容易にする、髪と身体を両方洗える機能
●ご高齢者特有のにおい
●気分を和らげる心地よい香り
入浴ケアのポイントは、刺激の少ない洗浄料を用いて泡で包むように洗うことと、ご利用者様のお肌を効果的に整えることです。特に、入浴時間は効果的な保湿を行う絶好のタイミングです。保湿効果に優れた入浴剤やローションを使用して、効果的なスキンケアを行いご利用者様のお肌の乾燥を防ぎましょう。
そして、入浴ケアはご利用者様のリラックスタイムであることを忘れてはいけません。コミュニケーションを大切にしながら、快適な入浴時間を提供しましょう。
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