コラム

2021年8月24日更新

評価・教育の仕組みづくりに役立つ!介護スキルの「見える化」とは

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介護の現場で求められるスキルは多岐にわたるため、具体的な評価項目を設けずに経験や現場の勘などを軸とした指導や人事評価を行っている介護施設様もいらっしゃるのではないでしょうか。そうした指導や人事評価を続けていると、スタッフ様のモチベーション低下やサービスの質の低下を招きかねません。客観的で効果のある評価の仕組みづくり、あるいはスタッフ様の教育を行う上では、施設内の認識の齟齬をなくすという意味においても、介護スキルの「見える化」は重要な役割を果たします。
 
そこで今回は、まず「見える化」とは何か、具体例とともにご説明します。「見える化」の方法やメリットも併せてご紹介しますので、教育や評価の仕組みづくりを行う際にお役立てください。

介護スキルの「見える化」とは

介護スキルの評価項目・基準を言語化して具体的に示し、スタッフ様一人ひとりのスキルを可視化することです。
 

「見える化」の一例が以下の表です。評価項目とスタッフ様のスキルの状況を一覧にまとめておくことで、それぞれのスタッフ様が今できること、できないことをいつでも効率的に把握することができます。

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※一般社団法人シルバーサービス振興会「期末評価票(自己評価用)」を編集部で一部改変

「見える化」する方法

多岐にわたる介護スキルを一から言語化していくのは非常に大変な作業です。上記の表は「一般社団法人シルバーサービス振興会」で作成された資料を参考にしていますが、「介護プロフェッショナルキャリア段位制度」を活用するのも一つの方法です。同制度は、国が中心となって介護技術を基礎とした「共通のものさし」を導入する目的で創設されました。「わかる(知識)」と「できる(実践的スキル)」の両面から評価項目が設計されており、「見える化」する項目を整理する際に役立ちます。くわしくは業務改善ナビ「介護スキルを評価する『ものさし』に!キャリア段位制度とは」でご説明していますので、ぜひこちらもご覧ください。

介護スキル「見える化」のメリット

介護スキルの「見える化」を行うと、教育や人事評価の面で以下のようなさまざまな効果があります。

客観的で公平な評価ができる

スタッフ様に求める介護スキルが明確になっていない場合、評価基準は現場リーダー様や管理者様の感覚に左右されてしまい、評価結果にムラが生じてしまいます。しかし、「見える化」を行うと施設全体で共通の評価基準を設けることができるため、客観的で公平な人事評価が可能になります。

スタッフ様個々人に合わせた教育・人材配置ができる

介護スキルを「見える化」すると、一人ひとりのスタッフ様に何が足りないかが可視化され、個々のスキル状況に合わせた教育ができます。また、「見える化」によって具体化された基準に則って評価を継続することで、スタッフ様の成長過程を経過観察することが可能になります。

さらに、スタッフ様一人ひとりのスキルの状況が正確に分かれば、人材育成計画の策定や人材配置の計画にも役立ちます。施設内にどのようなスキルを持つ人材が多く、反対にどのスキルが足りていないのかが分かるためです。

人材育成計画の策定については業務改善ナビ「場当たり的な人材育成から脱却!人材育成計画を策定するための4ステップ」でご説明していますので、気になる方はぜひご覧ください。

スタッフ様が自身のスキルの状況を把握できる

介護スキルの評価項目を言語化し具体的に示すことで、スタッフ様が自身のスキルの状況を把握できます。スキルの状況を把握できるようになれば、スタッフ様自身による内省や具体的な目標の設定につながります。

まとめ

介護スキルを客観的・具体的な指標で表し評価する仕組みがない場合、スタッフ様の離職やモチベーション低下につながり、サービスの質も安定しません。施設全体でスタッフ様のスキル状況を正確に把握できるよう、介護スキルの「見える化」に取り組むことが重要です。

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