介護現場の用語集

陰部洗浄

いんぶせんじょう

陰部洗浄とは、洗浄料などを使用し陰部を洗い流すことで、身体の清潔を保つことです。陰部はデリケートな部位であるため、陰部洗浄時にはご利用者様の自尊心を傷付けないような配慮が必要です。

陰部洗浄の目的

陰部洗浄には陰部の清潔を保つ目的があります。陰部は汚染度が高い部位であり、不衛生な状態は肌トラブルの原因になるため、陰部の汚れを取り除き、清潔にしておくことが重要です。また、陰部洗浄は陰部周辺の皮膚観察を行い、発赤や褥瘡が発生していないかチェックするタイミングでもあります。排泄ケアには欠かせない手順の一つです。

陰部洗浄に必要なものは、ぬるま湯を陰部洗浄用のシャワーボトル(陰洗ボトル)に入れたものと洗浄料、タオルなどです。このとき、タオルは使い捨てのものを用意しましょう。
さらに、陰部洗浄を行う場合は下記の3点に注意が必要です。

(1)低刺激の洗浄料を使用する

洗浄料は弱酸性などの低刺激で肌にやさしい製品を選びましょう。保湿効果のある製品を使用すると、肌のうるおいを保ちながら陰部を洗浄できます。
ご高齢者様のお肌は加齢のため乾燥しやすく、とても敏感になっています。洗浄時に強くこすると肌が傷付いてしまうため、洗浄料をしっかり泡立てて使用し、泡で包み込むように洗うこともポイントです。はじめから泡で出てくる洗浄料を使用することもおすすめです。

(2)頻度は1日1回

陰部洗浄の頻度は1日1回を基本とします。洗浄したあとは保湿、保護することも大切です。皮膚を保護するためのオイルを使用することもあります。

(3)羞恥心への配慮が必要

陰部洗浄の際には、ご利用者様の羞恥心や自尊心に配慮し、心理的負担を軽減する措置が必要です。手早く正確に行うために、必要な物品をもれなく揃えて環境を整備し、動線を確保することも大切です。扉やカーテンを閉めてプライバシーな空間を確保する、不必要な露出は避ける、など周囲の状況にも気を配り、迅速かつ適切なケアを行いましょう。

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