レジオネラ
れじおねら
レジオネラ(レジオネラ属菌)とは、土の中や河川、湖沼などの環境に生息している細菌です。高齢者や病人などの抵抗力が弱まっている人に感染すると、レジオネラ症を引き起こします。レジオネラ症の病型は劇症型の「レジオネラ肺炎」と、一過性の発熱を引き起こす「ポンティアック熱」に分けられます。ポンティアック熱は軽症で済むことが多い一方、レジオネラ肺炎は呼吸困難や意識障害などを引き起こし、重症化すると死に至ることもあります。
レジオネラ症の感染経路
レジオネラ症は、レジオネラに汚染された水の粒子(エアロゾル)を体内に吸入することで感染します。人から人への感染は起こりません。レジオネラは生物膜(バイオフィルム)という、水が停滞する場所にできるぬるぬるした膜で増殖するため、循環式浴槽や加湿器などが感染源になる可能性があります。またシャワーも内部でレジオネラ属菌が増殖し、エアロゾルとともに吸入してレジオネラ症が発症することがあります。
レジオネラ症の予防法
レジオネラ症を予防するためには、厚生労働省が発表している「レジオネラ症発生対策3原則」を意識して施設の清掃・消毒を行いましょう。
【レジオネラ症発生対策3原則】
レジオネラの発生や増殖を防ぐには、生物膜(バイオフィルム)ができないように浴槽の換水や消毒を徹底することが重要です。また、レジオネラを吸い込ませないために、エアロゾルを形成しやすく肺に吸引する機会が多いもの(循環式浴槽やシャワー、加湿器など)に注意して清掃を行いましょう。
施設でレジオネラ症が発生したら?
施設でレジオネラ症と疑われる患者が発生した場合は、まず速やかに所轄の保健所に連絡しましょう。またレジオネラが発生・増殖した原因を特定するため、浴槽やシャワーの利用を中止して施設の現状を保持してください。
レジオネラの感染対策・浴室清掃の啓発にポスターをご活用ください
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