排泄はとてもデリケートな問題です。健康なときは当たり前のように行える排泄行動も、高齢になると、運動機能の低下や、尿意・便意の感覚が薄くなることで自分で行えなくなることもあります。
また、加齢により皮膚の再生能力が弱まっているため、肌トラブルが起きないようにケア方法やケア用品選びに配慮することも必要です。
一人ひとりに適した排泄ケアを行いQOLを高めるためにも、まずは排泄の基礎知識を身に付けましょう。
問題なく排泄できるためのプロセス
どこか1箇所でも問題があると、排泄に支障が生じる
排泄のメカニズムを知ることはアセスメントを深め、排泄ケアの質向上につながります。
尿意を感じてから排尿するまでの流れを見ていきましょう。
尿意を感じてから排尿まで
蓄尿・排尿のコントロールは自律神経の働きが大きくかかわります
一般社団法人 日本創傷・オストミー・失禁管理学会「排泄ケアガイドブック」照林社,2017を参考に作成
歳を重ねると、身体機能の衰えにより排尿プロセスを正しく行えず、排尿障害になることがあります。主な排尿障害は「頻尿」「尿失禁」「排尿困難」の3つです。「頻尿」「尿失禁」の2つは蓄尿障害に、「排尿困難」は排出障害に分類されます。それぞれの症状や要因、対処法を詳しく見ていきましょう。
主な排尿障害
日本コンチネンス協会ホームページを参考に作成
http://www.jcas.or.jp/
排泄ケアの際に欠かせないアイテムの1つがおむつです。ご利用者様の状況に合わせたおむつ選びにより、漏れや肌トラブルを軽減することができます。
それでは、次に便意を感じてから排便するまでの流れを見ていきましょう。
歳を重ねると、身体機能の衰えにより排便プロセスを正しく行えず、排便障害になることがあります。主な排便障害は「便秘」「下痢」「便失禁」の3つで、普段の生活習慣とも密接に関わってくる問題です。それぞれの症状や要因、対処法を詳しく見ていきましょう。
主な排便障害
日本コンチネンス協会ホームページを参考に作成
http://www.jcas.or.jp/
おむつ交換時に、トイレットペーパーやティシュペーパーでおしりを拭いている方は多いでしょう。実は、それらペーパーの多くは、わずかなざらつきがあり、肛門部周辺の皮ふに微細な傷をつけることがあります。特殊オイル成分のなめらか効果で、ペーパー表面のざらつきをなくし、肛門周辺部の皮ふの損傷を防ぎ、ふきとるときの痛みをやわらげます。
薬用サニーナ
介護の基本ともなる排泄ケアには、ご本人の協力はもとより、介護に関わる人たちの協力が必要です。できること(残存能力)とできないことを見極め、できることを大切にしたケアを行いましょう。
また、観察やコミュニケーションを通して情報収集を行い、排泄機能低下の要因をしっかりとアセスメントしましょう。十分なアセスメントが排泄ケアの質を向上させます。
ご利用者様の排尿状態を把握し、排泄機能向上に役立てるために「排泄日誌」をつけることもおすすめです。
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