2011年 入社。研修を経て、C&S企画開発部に配属
2015年 カスタマーソリューション部 外食1グループに異動
キャリアのスタートは「衛生のスペシャリスト」
新卒で入社し、配属されたのはC&S企画開発部。衛生に関する情報をお客様に提供し、アドバイスを行う衛生知識の専門部隊です。「衛生のスペシャリスト」として、お客様先やKPS社内において講習会の講師を務めるというミッション。また、高度な衛生管理が必要なお客様への提案場面では、衛生面での課題についてデータに基づき基準をクリアできているかを専門性を以て検証を行うことで、営業担当の提案に付加価値をつけ、支える役割も担います。
「大学での専攻は文系だった自分にこの仕事が務まるだろうか?」という不安もよぎりましたが、KPSには文系出身でゼロからキャリアをスタートする社員も多くいます。但し、この業務に携わるためにはHACCPや食品表示、食品衛生等の衛生に関する勉強が欠かせません。専門性を求められるこの部署で、研修や経験を積みながら「衛生のスペシャリスト」を目指して努力を続けました。
営業の仕事への異動希望
C&S企画開発部の重要ミッションの一つは、営業活動のサポート。営業と連携して同行し、現場モニタリングや衛生診断を実施したり、商談に一緒に取り組んだりする機会が多くあります。入社3年目で大手外食チェーン店の衛生担当となり、営業担当とともに仕事に携わる中で、「衛生」という側面だけでなく、お客様が抱える課題の全体像を把握し、全ての提案の窓口・責任を担う「営業」という立場でお客様に向き合いたい、という気持ちが強くなっていきました。
そこで、毎年行われている上長とのキャリア面談を通して、営業への異動希望を会社に伝えることに。また、想いを伝えるだけではなく、自分自身もキャリアステップを意識して日々の活動を行っていました。「お客様目線」は、特に意識していたことの一つです。担当するお客様のお店には、必ず食事にしに行くように心がけていました。商談時の話題になることもありますし、店舗の雰囲気や厨房・従業員の様子など、お客様の「お客様」をきちんと体験して商談に臨むことで、お客様へのリアルな提案材料となるポイントを見つけることもできます。
希望していた「営業」の道へ
入社5年目のタイミングで、念願かなってカスタマーソリューション部 外食グループに異動となりました。希望が叶ったからといって、すぐに理想通りの働き方が出来るわけではありません。辛いことや、理想通りにいかなくてもどかしいことも沢山ありましたが、取り組みをする中で、お客様と少しずつ距離を縮めて信頼関係を築いていくステップが嬉しく、やりがいに繋がりました。また、同じ志を持って尊敬できる上長や先輩が多かったことも、支えになりました。
新規の取引先開拓として、ゼロからの関係構築~お客様への提案~クロージングまで一通りの流れを経験しましたが、「営業」という仕事においては、やはり情報収集を欠かさないことが重要だと感じています。お客様である外食産業の市場動向や、お客様が直面している課題やお困りごと等、探るべき情報は多岐にわたります。お客様のビジネスに関わる立場として、「多様な角度から提案できることを見つけられれば」と、常にアンテナを高く活動を行っています。
C&S企画開発部から異動してきた「自分ならでは」の提案が出来たと思う場面も、少なからずありました。前部署での経験を活かし、「衛生」を含めた現場の改善活動の仕組みづくりをメインにした取り組みは、異動を経て営業を担当しているからこそできた提案であったと思います。
ライフイベントとキャリアの両立
これから出産というライフステージを迎え、会社生活においても産休・育休という1つのキャリアステージを経験することになります。妊娠中から産休に入るまで、上長や周囲の協力や柔軟なスケジュール設定により、無理なく仕事も進めることができました。
すでに育休から復職して活躍している先輩や同期もいて、復職後のキャリアに不安はあまりありません。子育てをしながら仕事に取り組むママさん社員として、自分を見て後輩が心強く思ってもらえるような存在になることを思い描いています。