営業はお客様に一番近い存在。大切なのは"現場視点”と"聞く力” 営業職 [ カスタマーソリューション部 フードサービス担当 ] 2017年入社

お客様の課題を解決する仕事に魅力を感じて入社 

KPSへの入社を決めたのは、お客様の問題点を解決するソリューション提案に魅力を感じたからです。小学生の頃からの野球経験で怪我や失敗に悩まされるたびに、「どうすれば乗り越えられるだろうか」と解決策を考える習慣が身につきました。その習慣は私自身の強みとなり、次第に「強みを生かして、誰かのためになる仕事がしたい」と思うようになったのです。KPSは、お客様が潜在的に抱える衛生の課題を洗い出し、それらを解決する手段を考えることを強みとしている会社です。ここでなら、自分の強みを生かし、お客様に対する最適なソリューション提案ができると考え志望しました。 

大切なのは現場視点で
「課題解決までのプロセス」を考えること 

カスタマーソリューション部は、販売代理店様を介さずにユーザーとなる企業様と直接商談を行う部署です。その中でも私は、大手外食チェーン様やケータリング企業様へ提案活動を行っています。食中毒事故や異物混入を防ぐために厨房の衛生を守る商品をご提案したり、人手不足解消のために清掃オペレーションを改善するご提案をしたり。飲食店様の「きれい」を維持・向上させるお手伝いをすることが私たちの役割です。
 
仕事をする上で、「コト軸でのご提案」を大切にしています。商品をただ売るだけではなく、お困りごとに対するアプローチ方法を考え、その上で必要な商品をご提案することが、お客様のニーズに応える最善の方法だと思うからです。例えば、清掃に関して「従業員への教育がうまくいかない」と課題を抱えるお客様がいたとします。新たな洗剤や清掃器具を勧めるだけでは課題解決にはなりません。この場合私は、「誰が指導しても教育の質は変わらず、従業員様も簡単に清掃手順を覚えられる方法」を考えます。そこで思いつくのが、清掃オペレーションを単純化させる、洗剤ラインナップの見直しです。「A商品を取り入れることで現在使用する7つの洗剤を4つに減らせます。従業員様は簡単に手順を覚えられ、教育担当者の方の負担も軽減できるでしょう」と、解決のために商品をご提案するイメージです。新商品がリリースされたから紹介するのではなく、お客様の悩みを解決する手段としての商品提案が、KPSの営業に求められている役割だと思います。
 
コト軸でのご提案をするには、今何に困っているのかを聞き出す力が必要で、そのためには現場(店舗)を知っていなくてはいけません。現場に足を運ぶことで、事前に聞いていた課題をより詳しく確認できますし、逆に現場の方も気づかない潜在的な課題が見つかることも。お客様が現状に満足していても、さらなる改善をご提案することが私たちの使命なのです。実態を把握しているからこそご提案にも説得力が増し、お客様との信頼関係も築けると思います。現場へ足を運び、お客様の視点で課題と向き合うことは、入社から7年経った今も変わらず大切にしていることです。

お客様からのうれしい声が大きな自信と実績に 

昨年、私が担当する飲食チェーン様から「人手不足が深刻で、労務負荷を軽減させるオペレーションはないか」とご相談いただきました。従業員不足のため清掃時間と労力が不足して残業が発生し、負担がかかっているという課題です。現場を視察してみると、特に負荷がかかっている作業は食器洗いと床清掃だということが分かりました。そこで食器洗いについては、新たな洗剤を活用するシステムと専用の洗剤をご提案。シンクに張った洗剤希釈液に食器を漬け置きすればよく、漬け置き後に洗浄機に入れるだけで作業が完了するため、スポンジによる擦り洗いを削減できました。一方、床清掃にはブラッシングなしで清掃ができるよう、最適な洗剤とフォームガンを組み合わせたオペレーションをご提案しました。洗剤を泡状で発泡して放置し、最後に洗い流すだけで床の衛生が保たれるものです。これらに加え、ブラシを使った従来の清掃では届かなかった箇所へも洗剤の発泡が可能となり、お客様が求めることの更に上のご提案ができました。その結果、従業員様の負担が大幅に改善されたと店舗様からありがたいご意見をいただき、また清掃時間の短縮により人件費も削減できたと本部様からも評価していただけました。ここで意識していたのが、新人の時に上司から言われた「提案には根拠を持たせなさい」という教えです。ご提案内容をお客様に納得いただけなければ、いくら効果があったとしても良い結果は生まれません。飲食チェーン様の案件も、現場に足を運んでさまざまなデータを取り、根拠を提示できるご提案にすることを心がけました。その結果がこのような評価に結びついたのではないかと思っています。
 
お客様に喜んでいただき、そして会社へも貢献できたことは自信につながり、営業職としてさらに頑張りたいと気合が入る経験となりました。

ワークライフバランスを重視して働ける環境が自分のモチベーションにも刺激をくれる

必ずしもすべてがうまくいくわけではなく、困難や失敗に頭を悩ませることも多くあります。そんな時にモチベーションとなるのが家族の存在です。休日は家族とゆっくり過ごすことでリフレッシュでき、また月曜から頑張ろうと思えるのです。
 
子どもが生まれた際に育児休暇を取得したのですが、上司や同僚からの心強いサポートにより、仕事を休むことへの不安を拭うことができました。ここ数年、育児休暇を取得する男性社員も増え、同僚と子育ての話題を共有したり、互いに助け合ったりと、社内の雰囲気がさらに温かくなってきていることを感じます。フレックスタイム制度や在宅勤務制度を活用して柔軟に働けるので、仕事も子育ても全力で打ち込めるのはとてもありがたいです。
 
子育てのほか、会社の部活動も自分のモチベーションの一つです。花王グループにはいくつか部活があり、私は野球部に所属。月1〜2回程度、若手からベテランまで幅広い社員の方々と一緒に体を動かす時間はとても楽しく、よい息抜きになっています。なかには日々の業務では関わらない部署の方々もいて、そんな方たちと話すことでグループ全体の動きを知る機会にも。仕事の視野も広がり、よい刺激を受けています。

お客様に一番近い存在として、さらに営業の腕を磨いていきたい 

仕事とプライベートのバランスを大切に、営業スキルをさらに磨いていくことが今の目標です。KPSの中でも、営業職はお客様の声を一番近くで聞ける存在です。お悩みやご要望をいち早くキャッチしてよい形に実現できる機会を増やしていきたいと思います。そのために「百聞は一見に如かず」という言葉の通り現場視点を忘れずに、何事も自分自身で経験しながらステップアップしていければと思います。 

学生へのメッセージ

就職活動は、さまざまな企業について詳しくなれる絶好の機会です。やりたいことを絞りすぎず、「せっかくだからいろんな企業の話を聞いてみよう」と考えながら取り組むのも良いと思います。KPSはBtoB企業なので、さまざまな企業に詳しくなければいけません。就活で得た情報は入社後にきっと役立つと思うので、知識を吸収できるチャンスと捉えて頑張ってください。 

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