介護・医療従事者向けページをご利用のみなさまへ

このホームページで提供している情報は、
日本国内の介護・医療従事者の方に提供することを目的に作成されたものです。
一般の方および海外の介護・医療従事者に対する情報提供を目的としたものではありませんので、ご了承ください。 

あなたは介護・医療従事者ですか?

※「いいえ」とお答えいただいた場合、花王プロフェッショナル・サービス株式会社のTOPページへ移動します。

介護現場の用語集

接触感染

せっしょくかんせん

接触感染とは、感染している人や汚染された物を介して、病原体が手指に付着することで起こる感染をいいます。主な病原体として、新型コロナウイルスやノロウイルス、疥癬、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)などがあります。このような病原体に感染している、または感染の疑いがある場合は、標準予防策に加え、接触感染予防策を実施することが大切です。

接触感染の特徴

接触感染は感染経路によって、「直接接触感染」と「間接接触感染」に分けられます。「直接接触感染」とは感染している人に直接触れることで伝播することを、「間接接触感染」とは感染者の唾液・鼻水などが付着した物に触れることで伝播することをいいます。
 
直接接触感染はご利用者様の粘膜や体液に触れることも原因になるため、口腔ケアの介助や入浴介助といったサービスの提供が感染リスクになります。また、ドアハンドルやベッドサイドレールなどの高頻度接触部位はご利用者様や介護スタッフの手が頻繁に触れるため、間接接触感染の要因になる恐れがあります。

【手が頻繁に触れる部分】

  • ドアハンドルのイラスト

    ドアハンドル

  • ベッドサイドレールのイラスト

    ベッドサイドレール

  • ライトのスイッチのイラスト

    ライトのスイッチ

  • トイレのレバーハンドルや手すりのイラスト

    トイレのレバーハンドルや手すり

  • 車椅子のレバーのイラスト

    車椅子のレバー

  • ナースコールのイラスト

    ナースコール

接触感染の予防法

接触感染の予防法として、以下4つの対策の実施が挙げられます。

手洗い・手指消毒

手指に付着した汚れや病原体を除去するため、手指に目に見える汚れがある場合は流水と石けんを用いた手洗いを、手が目に見えて汚れていない場合は手指消毒剤を用いた手指消毒をします。ただ、繰り返し手洗い・手指消毒を行っていると、手が荒れる恐れがあります。手荒れが悪化しバイオフィルムが形成されると、それが殺菌・消毒剤の効果を阻害し、細菌感染のリスクを高める原因になるため、皮膚への刺激が弱い手洗い剤・手指消毒剤や、肌のうるおいを保つハンドクリームの使用が大切です。

環境整備

ドアハンドルやベッドサイドレールなどに付着した病原体が物から人へ伝播しないよう、手が頻繁に触れる場所は重点的に清掃します。拭き掃除を行うときは、病原体が他の箇所にも付着しないように一方向にクロスや雑巾などを動かすことを意識しましょう。また、消毒薬を使用するとき、汚れを十分に落とさずに除菌作業を行うと消毒効果が発揮されないため、注意してください。

個人防護具(PPE)の着用

排泄物や血液、体液などに含まれている病原体に感染しないよう、個人防護具(PPE)を着用します。個人防護具には手袋やマスク、エプロンなどがあり、介護場面に応じて選択します。個人防護具は着脱方法を誤ると、自身の身体や周囲環境に病原体を付着させる可能性があるため、正しい着脱を心掛けましょう。また、個人防護具を脱いだ後は適切に廃棄することも欠かせません。

個室管理もしくは同病者の集団隔離

免疫力が低下している高齢のご利用者様は感染しやすいため、周囲に感染を広げる可能性が高い場合、原則として個室に移しましょう。個室管理が難しい場合は、感染していない方との接触を避けるため、同病者の集団隔離を行います。

手指衛生・コンタクトポイント清掃の啓発にご活用ください

花王プロフェッショナル・サービス「業務改善ナビ」では「正しい手洗いポスター」「ニューズレター介護現場における感染対策 手指衛生」などのダウンロードコンテンツや、施設内での勉強会にご活用いただける動画を公開しています。手指衛生・コンタクトポイント清掃の啓発等にぜひご活用ください。

啓発ポスター

勉強会動画

Contact

お問い合わせ・ご相談

現場診断、排泄ケア、感染管理・食中毒予防、肌トラブル、ニオイについて

営業時間 / 9:00~12:00、13:00~16:00
(土・日・祝日・年末年始・夏季休暇を除く)

FAX

03-5630-7130

ご返信できますようお客様の氏名、
電話番号、ファクシミリ番号
をご記入ください

お電話の混雑状況によって、つながりにくい場合がございますので、
メールによるお問い合わせも併せてご利用ください。
ご不便とご迷惑をおかけいたしますが、ご理解賜りますようお願い申し上げます。

製品の誤飲・誤食、製品が目に入ったなど、緊急の場合は、すぐ医療機関にご相談ください。
また、製品サポート・Q&Aもご参照ください。

Page Top