介護現場の用語集

特別養護老人ホーム(特養)

とくべつようごろうじんほーむ(とくよう)

特別養護老人ホームとは、要介護高齢者の日常生活の支援を基本とする介護施設です。略して「特養」と呼びます。入居すると、食事や洗濯、掃除、入浴、排泄など、日々の暮らしのサポートや機能訓練などを受けることができます。他の施設と比較して、終身入居できることが多く、料金の負担が少ないなどの特徴があります。

入居の条件

特別養護老人ホームに入居するための主な基本条件は次の通りです。

  • 介護を必要とする65歳以上
  • 要介護度3以上
  • 感染症にかかっていない など

入居の順番は基本的に申し込み順で決定されますが、施設の判断によっては優先して入居できるケースもあります。なお、上記の条件を満たしていても定期的な医療的行為が必要な方は、特別養護老人ホームへ入居できません。

他の施設との違い

ここでは、特別養護老人ホームと介護老人保健施設(老健)と有料老人ホームの違いを紹介します。

  • 上記内容は施設によって異なる可能性もあります。

なお、特別養護老人ホームではご利用者様の最期を支援する「看取り介護」を行う事業所が増えています。公益社団法人全国老人福祉施設協議会の「看取り介護指針・説明支援ツール」(平成27年3月)によると、特別養護老人ホームでは約7割が看取り介護を実施しているとのことです。介護報酬として「看取り介護加算」が適用されるケースもあります。
特別養護老人ホームの看取り介護では、ご利用者様とご家族に看取り介護について説明し、意思表示をしてもらうことがポイントです。さらに、ご利用者様とご家族へ最期の迎え方について考える機会を提供すること、医師・看護師と連携してケアを行うことなどが求められます。

スタッフ様が対応するケアの内容

特別養護老人ホームに勤めるスタッフ様は、主に生活支援を中心としたケアを担当します。下記はケアの一例です。

  • 入浴介助
  • 食事介助
  • 排泄介助
  • 健康管理
  • リハビリ支援
  • 生活面談
  • 清掃
  • レクリエーションの実施

特別養護老人ホームは他の介護福祉施設に比べて、要介護度の高い方が多く入居される傾向にあります。介護職のほか、医師や看護師、介護支援専門員(ケアマネジャー)などの他職種と連携し適切な介護サービスを提供することが求められます。

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