よりよい大人用紙おむつのあて方

ケアの質を向上させる、「よりよい」おむつの使い方

おむつは看護・介護に欠かせないアイテム。それゆえに慣れた方法で扱いがちですが、その方法がおむつの性能を活かし切れていないケースも少なくありません。おむつのよりよい使い方をチェックしてみましょう。


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おむつの性能を引き出す5つのポイント

おむつには、大きく分けて外側のおむつ(アウター)尿とりパッド(インナー)の2種類があります。おむつの性能を最大限に引き出す使い方と、そのポイントをご紹介します。

POINT1. おむつを重ね使いしない

尿とりパッドを重ねて使用した際の検証画像。1枚目の尿とりパッドにのみ尿が吸収されており、2枚目のパッドにはほとんど尿が吸収されていない。

パッドを重ねても吸収量では2枚目、3枚目の効果はあまりありません

尿モレや「尿量が多いから」と、尿とりパッドを重ね使いしていませんか?
これは、おむつの間違った使い方の中でも代表的なものです。
おむつのバックシートは尿を通さないので、アウター同士、インナー同士を重ねても吸収量は変わりません。むしろ、おむつの重ね使いは肌との間に隙間を作り、モレやズレの原因になります。
アウターとインナーの使用は、それぞれ1枚ずつに留めるのがベストです。

POINT2. サイズや吸収量を見極め、上手に使い分ける

人の飲食量がそれぞれ異なるように、排泄物の量も個人によってさまざま。そのため、ご利用者様に合わせたおむつの使い分けが必要となります。
例えば排泄量に対して小さすぎる尿とりパッドは、モレの原因になるので要注意です。
排尿日誌などを利用し、ご利用者様にとって適切なおむつ・尿とりパッドを選びましょう。

POINT3. 夜間交換をしない

高齢者の眠りと通常の眠りを比較したグラフ。高齢者の眠りが浅く、就寝から目覚めの間に中途覚醒していることがわかる。

■高齢者の眠りの特徴とは
睡眠の老化は、40代から始まると言われています。
高齢になると深い眠りが少なくなり(上図)「夜中に何度も目が覚める」「早朝に目が覚めてそのまま眠れない」などの症状が特徴的です。

夜間におむつ交換を行っていませんか?
夜間のおむつ交換は、ご利用者様の眠りを妨げます。特に高齢者は眠りが浅く、「夜中に何度も目が覚める」「朝早く目が覚めてそのまま眠れない」という悩みも多いもの。
おむつ交換で覚醒してしまい、昼夜逆転につながるケースもあります。
夜間におむつ交換をしなくて済むよう、夜間の排尿量に対応できる吸収量のおむつを選び、正しく使うようにしましょう。

POINT4. オムツを引っ張らない

介助者が寝ている老人のおむつを引っ張って、位置のずれを直そうとしているイラスト

おむつの位置は寝返りなどでどうしてもずれてしまいます。それを直そうとして、無理に引っ張っていませんか?おむつを引っ張ると、摩擦などで褥瘡を起こす原因になります。おむつの位置を直す場合は、体位変換を行い、無理に引っ張ることは避けましょう。

POINT5. 清潔を保持する

当たり前に思うかも知れませんが、清潔を保持することが肌トラブルを防ぐ一番有効な方法です。単に「おむつを使うから良い」「交換すれば良い」わけではなく、使い方や交換について、次の点を意識してみましょう。


おむつは毎日交換する

いくら吸収力に優れているおむつでも、何日も使い回すのは衛生上良くありません。
おむつは肌着と同じものとして扱い、1日に1回は交換するようにしましょう。
おむつを長時間装着することでムレてしまい肌トラブルが起きやすい状態になります。


尿とりパッドを男性器に巻かない

尿モレを防ぐために、尿とりパッドを男性器に巻いていませんか?
これは防水シートが肌に長時間接触するため、肌トラブルの原因になります。男性の尿モレを防ぐ場合でも、通常の尿とりパッド1枚で十分対応できます。
まずは、おしりのカバー力が高い尿とりパッドを選び、男性は基本的にパッドの幅の広い方を前に置きましょう。幅広の面で尿をしっかり吸収できれば、モレる心配はありません。

ポイントに気を付けて使えば、おむつ交換もスムーズに進み、ケアの質がぐっと向上します。
5つのポイントに気を付けて、安心とゆとりのあるケアを行いましょう。

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