• 衛生

アクリル板(パーティション)の正しい清掃方法

2021年09月17日 更新

飛沫感染対策用のアクリル板(パーティション)を設置したから、『もう安心』とは言えません。アクリル板は日々汚れるので、衛生的に保つのも大事です。また、清掃方法を間違えると、傷や破損の可能性があります。アクリル板を清掃する際に、注意すべきポイントをご紹介します。

<推奨お掃除グッズ>
・やわらかい布 ・バケツ ・かわいたタオル ・中性洗剤 ・ぬるま湯 ・ビニール手袋

アルコールで拭くのはひび割れと火事の危険性からNG

アクリル板をアルコールで拭けばきれいに消毒ができそうですよね?でもこれはNGです。
アルコールで拭いてしまうと、アクリル板が白く濁ったり表面に細かいひび割れが起きたりします。これは「ケミカルクラック」といい、アルコールによりアクリル板が劣化する現象です。
 
工場で大量生産されているアクリル板のほとんどがレーザーで切断されていますが、この断面にアルコールが入ることで、ひびが入りやすくなります。
 
また、飲食店では厨房の火が引火する危険性もあるため、アルコールを使ってアクリル板を拭くことはやめましょう。焼肉店でコンロの横にアクリル板を置いていたことにより変形したり、燃えたりする事故も起きています。
 
テーブルをアルコールで除菌したついでや手指消毒用のアルコールでアクリル板を拭いたり、50度以上になる場所に設置したりするのは控えましょう。

拭く時は中性洗剤を使おう

では実際にアクリル板の汚れを落とす際の手順を見てみましょう。
 
まず、水で洗い流せる場合にはアクリル板の表面についているホコリなどを水で軽く流してください。
 
次に拭き方です。安全にキレイにするためには中性洗剤を使用しましょう。ぬるま湯に液体タイプの中性洗剤(台所用洗剤など)を数滴入れ、柔らかい布をひたしてよく絞ってからアクリル板を拭きましょう。
 
ガラスクリーナーや住居用クリーナーは有機溶剤を含んでいる場合があります。時にアルコール同様ひび割れの原因になることがあります。これらのクリーナーを使用する時は、事前にアクリル版に使用できることを確認してからにしましょう。
 
硬い布や強い力で拭くと傷がつきやすいので、柔らかい布でやさしく拭いてください。

作業時(清掃時)には、ビニール手袋をしよう

アクリル板やテーブルなどの清掃機会が増大しています。手荒れ防止と感染防止をかねて、ビニール手袋をはめて拭き掃除をすることをおすすめします。忙しくても、拭き清掃の後は、しっかり手洗いをするようにしましょう。

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