2021年11月24日 更新
コロナ禍でもお客様に来店していただける飲食店は、しっかりと「選ばれるための努力」をしています。その努力の1つが「店内の換気」です。空気がよどんでいるお店はウイルスが蔓延していて新型コロナに感染してしまいそう、とお客様は敬遠しがちです。しっかりと換気をして店内空気を入れ替え、お客様に選ばれるお店になりましょう。
換気という言葉は誰でも聞いたことがあるでしょうが、実際には何をすることなのでしょうか?
換気とは、
を指します。
つまり、店内を閉め切ってしまっている場合なかなか換気ができず、室内の汚染された空気を室外に出すことができないため、ウイルスが室内に溜まったままになってしまうのです。
「うちの店はエアコンをガンガンにかけているから大丈夫」という考えは間違いで、エアコンは室内の空気を吸って冷たく(温かく)した後に同じ空気を室内に戻すだけのため、換気をしたことにはならないそうです。※お使いのエアコンが「全熱交換機」の場合、エアコンと換気を両方行える機能がついています。
大規模店舗では換気設備がしっかりと整っていることが多いのであまり心配はありませんが、小規模飲食店の場合は、しっかりと窓を開けるなどして換気する必要があります。
厚生労働省によると、窓を開けて行う効果的な換気方法とは
の2点だそうです。
窓を開けて換気する際は、できるだけ回数を多く行うほうが効果的なため、1時間に1回10分の換気をするよりも、30分に1回5分の換気をするほうが効果的です。
窓を2か所開けるのは空気の通り道を作るためなので、できるだけ「対角線上にある離れた窓を開ける」ことが効果的です。
窓を2か所開けても空気が通りづらいと感じる場合は、空気が入ってくるほうの窓を小さく開け、出ていくほうの窓を大きく開けましょう。
また、座敷や個室など、窓や換気口が無い部屋の場合は、扇風機やサーキュレータを使って空気を部屋の外に出すようにしましょう。
店舗内に窓がない場合は、天井換気や厨房のレンジフードなどをフル活用して換気を行いましょう。
二酸化炭素濃度測定器を店内に設置しておけば、常に店内の換気状況を確認することができます。
厚生労働省は、良好な換気状態として二酸化炭素濃度1000ppm以下という基準を示しています。また測定方法は、赤外線を使って測定するNDIR方式のセンサーのほうが精度が高く扱いやすいとしています。
二酸化炭素濃度測定器を店内に設置することは、自店の換気状況を常に確認できるだけでなく、お客様に対して「当店は感染対策や換気をしっかりと行っていますよ」というアピールをすることにもつながります。
二酸化炭素濃度が高くなった際にアラームを鳴らしたり表示色を替えたりする機能がついているものでも、1万円以下で買えるものが多く出てきました。
ぜひ測定器の設置を検討してみてください。
換気で室内にウイルスをとどまらせないようにすることに加えて、ユニフォームやテーブルの殺菌・消毒も忘れないようにしましょう。
WHOは、新型コロナウイルスは、プラスチックの表面では最大72時間、ボール紙上では最大24時間生存するなどとしています。また、感染者が飛ばした飛沫(ツバ)は衣服の表面に付着し、そこでは数日間生き残るとの見解を示しています。
飲食店においては換気を徹底するだけでなく、接触感染が発生する危険性をおさえるために、スタッフのユニフォームやテーブルの洗濯や清掃をこまめに行うようにしましょう。
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