2023年05月31日 更新
新型コロナウイルス感染症(新型コロナ)の影響により、飲食店・居酒屋は3年以上もの長い冬の時代を過ごしてきましたが、新型コロナが5類感染症に位置付けられたことで、ようやく春が訪れたようです。ついに「家飲みに飽きて、ずっとお店で飲みたかった人たち」が居酒屋に繰り出し始めました。
とはいえ、未だ10人・20人の宴会だけでフルパックという状況ばかりでもないでしょう。客席稼働率の効率的な運用を目指して、しばらく4名単位を意識してはいかがでしょう。
マスク着用義務などの一様な行動制限が求められなくなったことから、お客様の心境にも少し変化が見られるようです。最近はうれしいことに、以前と比べて2名・3名のご予約が多く入り始めているのではないでしょうか?
でも、ここで考えていただきたいのは「客席稼働率(席効率)」です。
例えば40席ある居酒屋の場合、10卓ある4人がけテーブルに各2名だけで座っていただくと、全テーブルが埋まっていても稼働率は50%ということになってしまいます。これでは無駄が大きいですね。
つまり、コロナ後の飲食店経営においては、「客席稼働率をいかに高めるかを考えるべき」と言えます。4人が座れるテーブルにはしっかりと4人のお客様に座っていただく。こうすることで稼働率は高まり、結果として客単価が同じでも1日・1か月の売り上げが数十パーセントアップすることが見込まれます。
では、どうしたら4人組のお客様の予約を増やし、席効率を高めることができるのでしょうか?
答えはシンプルです。「4人でご来店いただいたお客様にはプレゼント」を差し上げればよいのです。
例えば、
とすれば、2名・3名で予約をしようとしていたお客様も、「せっかくならサービスしてほしいし、大人数で飲んだほうが楽しいから4人になるようにもう1人(2人)誘うか」と調整をしていただける可能性が高くなるでしょう。
ボトルワインなんてプレゼントしちゃったら赤字になるよ!と考えられた方、少しお待ちください。
例えば客単価が@5,000円のお店の場合、4人テーブルに2名しか座られない場合は
@5,000円×2名=1万円の売り上げにしかなりません。しかし、4名で座っていただく場合は、@5,000円×4名=2万円の売り上げです。粗利率30%の居酒屋の場合は、2名のご来店では3,000円、4名のご来店では倍の6,000円の粗利となります。
となると、4名でご予約・ご来店いただいたお客様に、店舗売価3,000円(仕入れ原価1,000円)のボトルワインをプレゼントしたとしても粗利は2,000円もプラスになるのです。
さらに、「無料でボトルワイン(乾杯用ドリンク)をプレゼントしてもらって得をした」と感じられているお客様は、例えば刺身の盛り合わせを今日は並ではなく上にしてみようか、2杯目のお酒を普段は頼めない高級な純米吟醸の日本酒にしてみようか、と普段よりも少し良いものを頼んでくださることが多くなり、結果として客単価も上がることが期待できるのです。
せっかくこのような各種サービスを提供していても、そのサービスやメリットがお客様に伝わらなくては意味がありません。
まずはお客様が予約をしてくださる際にご覧になるWebサイトに、4名でのご来店メリットをかなり強調して書いておきましょう。
これらの告知は「文字だけ」ではなく、はやりビジュアルで訴えかけるのが得策です。
というようなサービス内容を、しっかりとPOP(ポップ)にしてビジュアルで訴えかけることをおすすめします。POPはこちらからダウンロードしてWebサイトのご予約案内ページに貼っておくこともできますし、コンビニでプリントアウトしておけば、自店で決めたプレゼント内容を書き込むだけでお使いいただけます。
飲食店・居酒屋にもやっと春がやってきました。
新型コロナに苦しめられた期間の苦い思い出とマイナスを吹き飛ばすべく、今後は客席稼働率を高めながら効率的な経営ができるようにいろいろ工夫していきましょう!
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