飲食店は、お客様がおいしい料理や飲み物を楽しみに来られるところです。その飲食店のトイレが臭いとお客様に言われてしまった場合、その方は二度とリピート訪問してくれないかもしれません。トイレが臭いと二度と言われないためには、どのような対策をしたら良いでしょうか?
まず、トイレが臭くなってしまう原因をみてみましょう。トイレのニオイの原因は、大きく以下3つに分かれます。
次に、それぞれのニオイを無くしていくための対策を考えてみましょう。
1つ目のお客様の便や尿のニオイは、トイレを使ったお客様に協力をしていただくことで消していきましょう。除菌・消臭スプレーやお掃除シートをトイレ内の目立つところに設置しておき、「次の方のためにご協力ください。」などの注意書きを貼っておけば、無理なくご協力いただけることでしょう。
ただし、ニオイが強い消臭剤を使うとそのニオイがトイレから漏れて客席に流れていってしまい、違った意味で「臭い!」と言われてしまうので注意が必要です。
2つ目のカビのニオイを抑えるためには、こまめに濡れている箇所を乾拭きすることが大切です。手洗い用の流し台にハンドソープを置いている部分などは常に水に濡れているため、ニオイの発生元になりがちです。こまめに拭いておきましょう。また、トイレのタンクの中は非常にカビが発生しやすい場所です。しっかりと中性洗剤とスポンジ・歯ブラシなどを使って掃除を行い、カビの発生・繁殖を抑えましょう。
トイレが臭くなってしまう原因の内、3つ目の尿ハネを原因としたアンモニアなどのニオイが一番やっかいです。洋式便器に向かって男性が立って用を足すと、便器の周りに数千か所の尿ハネが発生すると言われています。この飛び散った尿を放置してしまうことにより雑菌が繁殖し、アンモニアなどのニオイが発生してしまうのです。
飲食店ではランチタイムのピーク時など、どうしてもトイレ掃除まで手が回らないときもあると思います。そんな時は、お客様にトイレをきれいにご利用していただくため、マナー向上を促す貼り紙をつけておくことも効果的です。「いつもきれいなご利用、ありがとうございます」とあらかじめ感謝を伝えることで、心理的に「これはきれいに使わないといけないな」と、気をつけてご利用いただけるようになり、結果的にトイレ掃除の軽減につながります。
もちろん、ピーク時が過ぎたタイミングでは、こまめにトイレ掃除をすることも忘れずに。
トイレ掃除をする際は、便器本体だけでなく周辺の床・床と便器の境目・壁を、除菌・消臭スプレーとお掃除シートなどを使ってしっかりと拭いておきましょう。特に壁の低い位置には驚くほど尿が飛んでいます。一度壁に染み込んでしまったアンモニアなどのニオイはなかなか取り除くことが難しいため、壁に染み込んでしまう前に出来るだけ早めに掃除をしておくことが大切です。
最近は男性でも「座って用を足す人」が徐々に増えてきました。これにより「便器の周りへの尿ハネ」は少なくなっていますが、逆に「便器内の尿ハネ」が増えていることをご存知でしょうか?また、便座を上げる機会が減ったため、便座の裏についてしまった汚れが目に入りづらくなり、放置されて悪臭を発生させてしまうということも多いようです。
温水洗浄便座が普及していることもあり、便器自体の形状が複雑化し掃除をすることが難しくなっています。一見キレイに見える便器でも、便座を外してみると裏側には尿石と呼ばれるカチカチになった黄色い汚れが溜まっている場合があります。また、座って用を足す人が増えているために、リムと呼ばれる便器のフチにもこの尿石や汚れが溜まりやすくなっています。悪臭の一番の原因となるこの尿石は、何度も何度も根気よく掃除をし続けて落としていかなければなりません。
しかし、尿石は固くなってしまっているために、水で濡らしたスポンジでこすった程度ではなかなか落とすことができません。酸性の洗剤をキッチンペーパーやトイレットペーパーに染み込ませて、尿石の上に貼りつけるようにして30分ほど放置をしておいてください。酸により尿石が分解され柔らかくなるため汚れを落としやすくなります。
上記以外で見落としがちなのは、換気扇の汚れと稼働状況です。換気扇にホコリや汚れがついているとその汚れにアンモニア臭やカビ臭がついてしまうため、他の箇所を掃除してもニオイが取れません。また、空気が循環せず、湿気が高くなることによりカビの繁殖力やニオイが強くなることもあるため、飲食店の営業中はトイレの換気扇を常に稼働させて、空気を循環させておくことが大切です。営業終了後はトイレのドアを開けておき、空気の流れを良くしておきましょう。
いかがでしょうか?トイレが清潔で臭くないというのは、飲食店が最低限守るべきラインです。「あのお店は料理はおいしいけど、トイレが臭いから行くのをやめよう。」などとお客様に言われないように、毎日コツコツとトイレ掃除をしていきましょう!
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