介護現場の用語集

VISIT(通所・訪問リハビリテーションの質の評価データ収集に係るシステム)

びじっと(つうしょ・ほうもんりはびりてーしょんのしつのひょうかでーたしゅうしゅうにかかわるしすてむ)

VISITは「monitoring & eValuation for rehabIlitation ServIces for long-Term care」の略称で、リハビリサービスに関するデータを収集するためのデータベースをいいます。「エビデンスに基づく科学的介護の実現」を推進する基盤の一つとして位置づけられており、2017年度に運用が開始されました。2018年度の介護報酬改定では、VISITへデータを提出し、フィードバックを受けることを評価する「リハビリマネジメント加算(IV)」が新設されています。なお、2021年度から「VISIT」は「CHASE」と統合され、名称が「LIFE」に変更されました。

VISITの目的

VISITは、通所・訪問リハビリテーションの質が改善されるよう、必要なデータを効率的に収集するために開発されました。介護事業者がリハビリテーションマネジメントに必要な様式を作成し提出すると、データの分析結果がフィードバックされます。
 
介護事業者は受け取ったフィードバック結果を活用することでサービスを客観的に見直すことができ、より一層質の高いリハビリテーションの提供が可能となります。一般社団法人 全国デイ・ケア協会「『活動・参加』に向けたリハビリテーションマネジメントあり方マニュアル」によれば、フィードバックの内容として、「利用者状況」「リハビリテーションの効果」などがあるようです。

【VISITの運用イメージ】

VISITの運用イメージを表した図。

VISITの収集項目

VISITの収集項目は以下の通りです。

  • 様式1:興味・関心チェックシート
  • 様式2-1:リハビリテーション計画書(アセスメント)
  • 様式2-2:リハビリテーション計画書
  • 様式3:リハビリテーション会議録
  • 様式4:プロセス管理票
  • 様式5:生活行為向上リハビリテーション実施計画(※)

  • 生活行為向上リハ実施加算を算定する場合

なお、2021年4月から「VISIT」は「CHASE」と統合され、名称が「LIFE」に変更されました。以下、LIFEの活用等が算定要件として含まれている加算をまとめました。

【LIFEの活用等が算定要件として含まれている加算】 

  • 科学的介護推進体制加算(Ⅰ)(Ⅱ)
  • 個別機能訓練加算(Ⅱ)
  • ADL維持等加算(Ⅰ)(Ⅱ)
  • リハビリテーションマネジメント計画書情報加算
  • 理学療法、作業療法及び言語聴覚療法に係る加算 
  • 褥瘡マネジメント加算(Ⅰ)(Ⅱ)
  • 褥瘡対策指導管理(Ⅱ)
  • 排せつ支援加算(Ⅰ)(Ⅱ)(Ⅲ)
  • 自立支援促進加算
  • かかりつけ医連携薬剤調整加算
  • 薬剤管理指導
  • 栄養マネジメント強化加算
  • 口腔衛生管理加算(Ⅱ) 

  • 介護施設系サービス対象の加算を抜粋 
  • 本記事は、2021年3月15日時点の情報を元に作成しております。

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