研究知見とノウハウを集結させた新規事業に携わる
現在は、「衛生ソリューションビジネス部」に所属しています。花王グループ全体として初めて物ではなくサービスを販売する部門で、2023年1月に立ち上げました。KPSの商品をご活用いただく事業者の方々が、コロナ禍における感染対策での課題を抱えていることが分かり、衛生環境に関わる企業としてソリューション提案ができないかと考え、事業がスタートしました。
私は事業開発・マーケティング担当として事業戦略の立案やビジネスプランの確率、DX推進部と連携したプラットフォーム構築など、事業の根幹を作る業務に携わっています。KPSに留まらず、花王グループ全体で事業を後押ししていただいているので、やりがいとプレッシャーを同時に感じています。誰もチャレンジしたことがない事業ということもあり、他部署と連携しながら一歩ずつ前に進んでいるような感覚です。どう成長していくのだろうと不安もありつつ、数年後にほかの方はしたことがない経験ができたと誇れるように頑張っています。
Kiraliaを清潔の証に。
多くの人に認知されるブランドを目指す
事業ブランドの「Kiralia(キラリア)」は、衛生管理のコンサルティングサービスです。花王グループの研究知見や経験を生かし、医療・介護施設や教育施設、宿泊施設のリスク評価を行なうモニタリング検査を実施。結果をもとに課題を洗い出し、ガイドラインやマニュアル作成の支援、または従業員を対象にした教育などトータルでサポートするというものです。また、感染対策が整っていることを認定するサービスもあります。衛生課題への解決策を提示し、プロフェッショナルとしての考えをご提供するのが我々の使命です。
サービスの提供先は少しずつ増えており、特に介護施設のようにリスクが高い事業所に積極的に活用いただいています。日頃の業務に加えて、感染予防や食品衛生などに力を入れて取り組む事業者の方々は多い一方、どのような対策を講じているのかを知っていただく機会やタイミングが少ないのが現状です。「Kiralia」の認定証が店内や施設に設置されていることで、「このお店は衛生対策が徹底されている」とお客様や利用者様が感じてくだされば、お店や施設のPRにもなるのではないかと考えています。そのために必要なのが「Kiralia」が世の中に浸透し、多くの方にKiralia=清潔の証と認識されること。お店や施設選びの判断材料としてKiraliaが活用される世界を目指しています。KPSの一事業ではありますが、背景にはグループの長年の研究知見やノウハウなど、多くの努力の結晶が詰まった取り組みです。グループ全体の期待を強みに、ブランドを少しでも早く浸透させる働きがしたいですし、それが私の役割だと思い取り組んでいます。
折衝力とコミュニケーション力がついた部署異動さまざまな経験が自分の力に
入社してすぐは営業職を経験、6年目以降は商品開発やマーケティングに携わってきました。さまざまな部署を経験して思うのは、他部署と連携を図るための折衝力とコミュニケーション力の重要性です。現在携わっている新規事業をはじめ、仕事を進めるには多くの人の力を借りる必要があり、その頻度や規模の大きさは花王という大きなグループならではだと思います。分からないことを明確に言葉にすることや、要望を通すために交渉することはビジネスにおいて誰もが直面するはずです。私は部署異動でさまざまな部門を経験し、その都度異なる部署と連携や折衝をしてきました。部署が異なるだけで考えなければならないポイントも変化します。多様な経験をしたからこそ、周囲を巻き込み、新たな事業を進める力を身につけられたのではないかと感じています。
もちろんサポートを受けて仕事を進めるためには経験だけでは足りず、信頼してもらう姿勢も必要だと思います。真摯な姿勢で取り組めば、化学の知識やマーケティングの経験が乏しかったとしても、周りが「この人には教えてあげよう」と向き合ってくれるはず。そのような姿勢で仕事に取り組む人は、いろんなことをどんどん吸収して大きく成長できると思います。それは仕事のしやすさはもちろん、ビジネスパーソンとしての自分の価値も向上してくれます。私も信頼してもらえる人を目指し、経験を生かして新規事業を進めていきたいです。
入社以来5回の部署異動を経験し、その度に新鮮な気持ちで仕事に向き合うことができています。KPSでは10年間で数回のジョブローテーションをし、さまざまな経験を積むことを基本の考え方としています。時には仕事内容がガラッと変わり、転職をしたぐらいの感覚を味わうこともあるかもしれません。それくらい多様な仕事ができるのは、花王という大きなグループの強みです。常に新しいことに挑戦できるのはKPSの良さであり、私が長く楽しく働けている理由だと思います。
切り替えを大切にした働き方に変化
子育てがもたらした好影響
現在子育て中の私は、フレックスタイム制度や在宅勤務を活用することでフルタイムで勤務しています。子育て中の社員の中には時短勤務を活用している方もいて、仕事と家庭の両立がしやすい環境が整っています。
育児休職復帰後すぐは、仕事と家庭のバランスがなかなか取れずにモヤモヤすることもありました。また帰宅時間を気遣っていただいたり、急な打ち合わせ変更に応じていただいたりと、周りに助けていただくこともしばしば。子育て中の社員が増えてきたこともあり、自分の立場に共感していただきながら温かくサポートしていただけていることを感じます。
子どもが生まれる前は、仕事が終わるまで長く働きがちでしたがそれが一変。限られた時間の中でいかに生産性のある働きをするかを考えるようになりました。時にはタスクが完了していなくても切り替えて、家族との時間を過ごすようにしています。そのほうが仕事もはかどり、自分にとって良い影響をもたらしてくれているなと感じます。
学生へのメッセージ
仕事をし始めたら、学生時代の友人や会社の同期など、仲間の存在が力になります。私自身、ほかの仕事をしている友人と話をすると視野が広がりますし、久しぶりに同期と会うと刺激をもらえます。挫けそうになった時は話を聞いてもらうことで、心がスッと軽くなるでしょう。特に就職活動は、誰もがうまくいかないことに直面するもの。そんな時に助けとなるのが友人の存在だと思います。ぜひ自分の周りにいる仲間を大切に、一緒にさまざまな仕事に取り組んでいきましょう!
人を知る
目標は多様なニーズに
柔軟に応えられる、
視野の広い営業
2022年 入社
営業職 [ 近畿支社 エリア担当 ]
医療・介護現場の声と向き合い、商品のファンを大切にしたい
2017年 入社
営業職 [ 首都圏支社 エリア担当 ] 兼
スタッフ職 [ 人財開発部 働き方サポート担当 ]
営業はお客様に一番近い存在。大切なのは“現場視点”と“聞く力”
2017年 入社
営業職 [ カスタマーソリューション部 フードサービス担当 ]
協働を大切に、
社会全体に影響を
もたらすものづくりを
2015年 入社
スタッフ職 [ 事業企画部 商品開発担当 ]
新たな道を切り拓き、人々の衛生を守る働きを
2016年 キャリア入社
スタッフ職 [ 国際事業部 アジア担当 ]
花王グループ初のサービスを提供する新事業を、“清潔の証”として広めたい
2011年 入社
スタッフ職 [ 衛生ソリューションビジネス部 事業開発担当 ]