洗浄の基礎知識

洗浄剤を選ぶ際の考え方

洗浄剤選定の考え方 

汚れの種類には、ふき取るだけで取り除けるもの、界面活性剤による洗浄が必要なもの、溶解に分解・研磨を加える必要があるものなどがあります。洗浄剤の選定を適切に行うためには、その汚れがどんな種類であるかを十分理解しておくことが重要です。

汚れの種類と適切な洗浄剤選定について説明している図。  〈【一般汚れ】軽い汚れ〉  対象:テーブル、イスや手垢、ヤニ汚れ 汚れの種類:食品クズやすすなど 方法:ふき取り 成分:界面活性剤   〈【付着汚れ】油汚れなど〉  対象:食器類、調理器具、厨房機器 汚れの種類:付着した油・デンプン・タンパクなど 方法:溶解 成分:界面活性剤や溶剤   〈【頑固な汚れ】こげつき汚れなど〉  対象:レンジ・フード、加熱調理機器、床 汚れの種類:こびりついた変性油・デンプン・タンパク汚れ 方法:溶解と分解・研磨 成分:界面活性剤・溶剤に加え、アルカリ剤・漂白剤・酵素・研磨剤

汚れを十分理解したうえで適切な洗浄剤を選定することが重要!

洗浄剤成分と洗浄効果


洗浄剤の成分は、汚れの種類によって効果が異なります。洗浄剤の洗浄効果(働き)を理解して洗浄剤を選定することが重要です。

洗浄剤の成分と洗浄効果を表した表  〈野菜・食器用洗剤、除菌洗浄剤(中性)〉  特徴的な主な成分:界面活性剤 働き:湿潤・浸透・乳化・分散・再汚染防止 対象となる汚れ:手垢・油、変成油  〈強力油汚れ用洗浄剤(アルカリ性)〉特徴的な主な成分:界面活性剤・アルカリ剤・溶剤 働き:分解・乳化・分散・膨潤・溶解 対象となる汚れ:手垢・油、変成油、変性タンパク、デンプン  〈食器洗浄機用洗剤〉特徴的な主な成分:アルカリ剤・キレート剤・ 働き:分解・金属イオン封鎖・再付着防止 対象となる汚れ:手垢・油、変成油   〈クレンザー〉特徴的な主な成分:研磨剤 働き:研磨 対象となる汚れ:こげつき・石鹸カス   〈衣料用洗剤〉特徴的な主な成分:界面活性剤・酵素 働き:湿潤・浸透・乳化・分散・再汚染防止・分解 対象となる汚れ:変成油、変性タンパク、デンプン   〈トイレ用洗浄剤〉特徴的な主な成分:界面活性剤・キレート剤・除菌剤 働き:湿潤・浸透・金属イオン封鎖・消臭 対象となる汚れ:し尿

洗浄剤の成分と洗浄効果を表した表  〈野菜・食器用洗剤、除菌洗浄剤(中性)〉  特徴的な主な成分:界面活性剤 働き:湿潤・浸透・乳化・分散・再汚染防止 対象となる汚れ:手垢・油、変成油  〈強力油汚れ用洗浄剤(アルカリ性)〉特徴的な主な成分:界面活性剤・アルカリ剤・溶剤 働き:分解・乳化・分散・膨潤・溶解 対象となる汚れ:手垢・油、変成油、変性タンパク、デンプン  〈食器洗浄機用洗剤〉特徴的な主な成分:アルカリ剤・キレート剤・ 働き:分解・金属イオン封鎖・再付着防止 対象となる汚れ:手垢・油、変成油   〈クレンザー〉特徴的な主な成分:研磨剤 働き:研磨 対象となる汚れ:こげつき・石鹸カス   〈衣料用洗剤〉特徴的な主な成分:界面活性剤・酵素 働き:湿潤・浸透・乳化・分散・再汚染防止・分解 対象となる汚れ:変成油、変性タンパク、デンプン   〈トイレ用洗浄剤〉特徴的な主な成分:界面活性剤・キレート剤・除菌剤 働き:湿潤・浸透・金属イオン封鎖・消臭 対象となる汚れ:し尿

洗浄剤の成分と洗浄効果を表した表  〈野菜・食器用洗剤、除菌洗浄剤(中性)〉  特徴的な主な成分:界面活性剤 働き:湿潤・浸透・乳化・分散・再汚染防止 対象となる汚れ:手垢・油、変成油  〈強力油汚れ用洗浄剤(アルカリ性)〉特徴的な主な成分:界面活性剤・アルカリ剤・溶剤 働き:分解・乳化・分散・膨潤・溶解 対象となる汚れ:手垢・油、変成油、変性タンパク、デンプン  〈食器洗浄機用洗剤〉特徴的な主な成分:アルカリ剤・キレート剤・ 働き:分解・金属イオン封鎖・再付着防止 対象となる汚れ:手垢・油、変成油   〈クレンザー〉特徴的な主な成分:研磨剤 働き:研磨 対象となる汚れ:こげつき・石鹸カス   〈衣料用洗剤〉特徴的な主な成分:界面活性剤・酵素 働き:湿潤・浸透・乳化・分散・再汚染防止・分解 対象となる汚れ:変成油、変性タンパク、デンプン   〈トイレ用洗浄剤〉特徴的な主な成分:界面活性剤・キレート剤・除菌剤 働き:湿潤・浸透・金属イオン封鎖・消臭 対象となる汚れ:し尿

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