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飲食店採用講座:アルバイトスタッフが応募してきてくれる時給以外の魅力とは?

今の飲食業界を取り巻く環境は、一言で言うと「大変なことになっている。」という飲食店経営者が多くいらっしゃいます。彼らが言う大変なこととは、「お客様を集めることはできるのに、店で働いてくれるスタッフを集められないから、店を開けることができないことがある。」というものです。
 

「料理のおいしさとお客様に対するホスピタリティ溢れる接客が評判となり、常連のお客様はどんどん増えていっている。予約のお電話も多数いただいているが、シフトインしてくれるアルバイトが確保できないので、来店をお断りせざるを得ない状況にある。」というのです。
 

もしアルバイトが確保できないまま無理やり店を開けてしまうと、せっかく高評価をいただいている接客部分でお客様にご迷惑をおかけしてしまうことが間違いないため、怖くて店を開けられない、ということですね。
 

確かに、ここ数年働き手の売り手市場が続き、飲食店が新規スタッフを採用することは非常に困難になってきました。東京都心部では、時給1,300円で募集を出しても全く応募が無い、という飲食店もあるようです。
 

一方、時給は最低賃金より少し高い程度の水準なのに、新規アルバイトの応募が相次いでいる飲食店もあります。こういったお店は、一体どうやってアルバイトを惹きつけているのでしょうか?
 

新規のアルバイトを採用できない飲食店が改善すべき点は、大きく2つあります。

まずは募集広告内容を明確にする

  1. 募集広告内容を具体的にする

「募集広告やPOPを出しているけど、全然応募が来ないんだよね。」という飲食店の広告内容を見ると、とにかく条件が曖昧なことが多くあります。
 

★スタッフ募集!(ホール/キッチン)

  • 給与:1,200円以上(各種手当あり)
  • 勤務時間:17時~24時まで
  • 年齢:16歳以上50歳くらいまで
  • その他:交通費一部支給あり

※興味がある方は店長まで(03-1111-1111)

あなたのお店ではこんな曖昧な条件でアルバイト募集をかけられてはいませんか?
それぞれもう少しずつ情報を追記してみると、

★一緒に働いてくれるスタッフ募集!(ホール2名/キッチン2名)

  • 給与:1,200円以上(深夜時間帯(22時~24時まで)は1,500円以上!)
  • 勤務時間:17時~24時まで(1日3時間・週1回からでもOK)
  • 年齢:16歳以上50歳くらいまで(未経験者も歓迎します。経験者は年齢不問です。)
  • その他:交通費は1日800円まで支給

興味がある方は電話で店長(鈴木)を呼んでください
(03-1111-1111)17時までか22時以降でお願いします。

という感じになるでしょうか?少し魅力的に見えてきましたね。

新規スタッフを惹きつけるのには、時給以外の何かが必要

2.募集広告内容に「時給以外の魅力」を載せる

例えば、「時給は1,200円のままだけど、給与支払いタームを1ヶ月ではなく、1週間単位で行える」ことなどを告知すると、一気に応募者数が増えたりします。
これは、特に学生アルバイトを募集する際に有効です。「今週働いた分が、来週のデート代金になりますよ!」などの文言と共に記載をしておくと良いでしょう。

また、飲食店のアルバイトに応募をしようか迷っている方は、「店舗の情報や、すでに働いているアルバイトにはどんな人がいるのか?」などを知りたがっているため、これらの情報を募集広告に載せておくことも有効です。

「洋食〇〇は、この場所で創業して3年が経ちました。浅草の名店〇〇で12年間修行を積んだオーナー(鈴木)が、生まれ育った土地の皆さんにもっと笑顔になってほしい!との願いを込めて頑張って作ったお店です。先日の地震時には、何人もの常連さんから心配の電話やお手紙をいただき、胸が熱くなりました。料理ができない、トレーが持てないなんて関係ありません。お客様と仲良くなり、地域に恩返しをするために笑顔で働いてくれるアルバイトの方を募集しています。ぜひ僕たちの仲間になってください。」

というように店舗の創業ストーリーや、大切だと考えていることを書いたり、

「ホールリーダーのレイは21歳の大学3年生。これから就活が始まりますが、うちでのアルバイト経験を活かして飲食企業への就職を狙っています。実は帰国子女で10年間ロスに住んでいたので、英語を教えられます。
キッチンのユージは中卒。建築関係の仕事から、洋食〇〇に飛びこみ面接。今ではユージのオムライスでないとダメ、というお客様も増えてきました。「学歴よりも笑顔が大事」といつも笑顔です。」

などのように、「良さそうなスタッフが働いていそうだな」と感じてもらえるようなスタッフ紹介を書いておくのも良いですね。
 

大切なことは、「時給が高い」ことにつられて応募してくるアルバイトスタッフは、他にもっと好条件(高い時給)の店が出てきたら、すぐに乗り換えてしまう危険性がある。でも、「仲間と楽しく働きたい。この店で働くことが自分の人生にとってプラスになるかもしれない。」と感じて応募してきてくれるアルバイトスタッフは、心がつながっているためにそう簡単には店を辞めないし、お客様からの評価が高く、結果として売上も利益も伸ばしてくれる期待値が高い、ということです。
 

なかなかアルバイトスタッフが応募してきてくれない、と嘆いている飲食店経営者の方は、ぜひ募集条件の告知方法と、「時給以外の魅力」を伝えられているかどうかを、見直してみてくださいね。

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