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飲食店の「シルバー」を効率的に磨く方法とは?

飲食店で「シルバー」と言えば、ナイフ・フォーク・スプーンなど、いわゆるカトラリーのことを指します。元々は銀製だったことに由来していますが、現在は銀製以外のステンレス製や鉄製のものを含め、総称してシルバーと呼ばれています
 

シルバーは飲食店でお客様が料理などを召し上がる際に欠かせないものですが、もし直接口をつけるシルバーが汚れてしまっていたら、お客様に「店全体の衛生管理が行き届いていないのだろう。」と思われてしまいます。
 

【ご贔屓ナビ】が324名のお客様に「初めて利用した飲食店をリピート訪問しない理由は何ですか?」というアンケートを行った結果、「飲食店の清潔さや清掃状況が悪かったらリピート訪問したくない」と答えられたお客様はなんと34.9%もいらっしゃいました。

リピート客を確保するためにも、たかがシルバーと軽く見ずに毎日しっかりと磨く必要がありそうです。
 

「銀製のシルバー」はアルミと重曹を使って黒ずみをとる

「銀製のシルバー」は特に扱いが難しいと言われています。銀で出来ているために、手入れをしなければあっという間に黒ずんだり、変色してしまったりするからです。
 

黒ずんだり変色してしまったシルバーをお客様にお使いいただくわけにはいかないため、手入れが必要です。市販されている銀製品磨きクリームなどを使えば比較的簡単に黒ずみを無くすことができますが、1本1本磨かなければならないために時間がかかりますし、コストもバカになりません。そこでおすすめなのが、アルミホイルと重曹を使ったお手入れ方法です。

用意するものは、大き目の鍋、アルミホイル、重曹、塩、酢、お湯など、ほとんど厨房にあるものばかりです。    

  • <手順>
  • ①金属製ではない大き目の鍋やボールの内側にアルミホイルを敷き詰める
    ※底だけでなく内側全部を覆うように敷く
  • ②重曹大さじ1杯、塩小さじ1杯、酢1/2カップを鍋に入れる
    ※酢を入れる際に少し泡立つのでゆっくりと入れる
  • ③熱湯を適量(シルバー全体が被る程度)注ぐ
  • ④シルバーを鍋に入れる
    ※シルバーが他のシルバーと重なったり触れたりしないように並べる
  • ⑤1分程度待つ
    ※まだお湯が熱いので火傷に注意
  • ⑥取り出してすぐに水ですすぐ
  • ⑦すぐに水分を拭き取る
    ※すぐに水分を拭かないと水滴が跡になるので要注意
  • ⑧柔らかい布で磨き上げる

これだけです。文字で読むと少し長く感じられるかもしれませんが、実際にやってみるとあっと言う間に終わり、非常に効率的です。
銀製のシルバーが黒ずんでしまうのは、銀が水分中の二酸化硫黄や空気中の硫化水素などと触れることで表面に硫化銀の皮膜ができるためです。銀製のアクセサリーをつけたまま硫黄泉の温泉に入ると一気に黒くなってしまうのは、同じ原理です。
 

この洗浄方法は、硫化銀がアルミと結合することで元の銀に戻るという化学反応を使ったもので、重曹はこの化学反応を助ける役割があるようです。化学の力ってすごいですね。
 

「ステンレス製のシルバー」は柔らかい布で磨き上げる

ステンレス製のシルバーは銀製シルバーと違い黒ずむことはほとんどありません。柔らかい布でしっかりと磨き上げるだけで、輝きを取り戻せるはずです。
 

高級なステンレス製シルバーはPVDコーティングという硬質セラミックの皮膜でコーティングする事により耐久性を向上させているものが多いため、研磨剤入りの銀製品磨きクリームや磨き布などを使ってしまうとそのコーティングが剥がれてしまいます。絶対に使わないようにしましょう。
 

グルメ格付け本の調査員もシルバーとグラスの輝きを見ている

世界的に有名なグルメ格付け本の覆面調査員が、飲食店を視察する際にまず見るのが、シルバーやグラス類が磨き上げられているかどうかだと言われています。これらが磨き上げられていない飲食店はお客様をおもてなししようというホスピタリティが無いということになるため、調査員は接客を受けたり料理を味わったりする前に退店してしまうこともあるそうです。厳しいですね。
 

一般的な飲食店であっても、お客様をおもてなしする心=ホスピタリティをしっかりと持ち、シルバー類を毎日しっかりと磨くようにしましょう。
 

「この飲食店はナイフやフォーク、グラスがいつもピカピカで嬉しくなっちゃう。」とお客様に感じていただき、リピート訪問してもらえれば、あなたの店はさらに繁盛するかもしれません。
 

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