• 清掃ノウハウ

グリストラップから悪臭がする場合の対処方法とは?

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軽飲食と呼ばれるカフェやバー業態などを除き、重飲食と呼ばれる本格的な調理を行う飲食店においては、グリストラップという油水分離阻集器が備わっていますよね。
 

グリストラップとは、正式にはグリース・トラップ(Grease trap)という名称で、その名の通りGrease(油)をTrap(罠)にかけることで油の流出を抑えるための装置です。下水に油を直接排出しないということが最大の目的ですが、虫や動物の侵入阻止・悪臭防止・排水の逆流防止などの目的もあります。
 

グリストラップは、キッチンからの排水をバスケットで受け止めて残飯などを取り除いた後に、水と油の比重差によって油脂分を浮上させ、表面に溜めることで油を取り除きます。
 

バスケットに溜った残飯は生ごみ扱いのため事業系一般廃棄物として処理ができますが、グリストラップに溜った油脂分は産業廃棄物として、産業廃棄物処理業者に処理を依頼しなければなりません。グリストラップに溜った油脂分を生ごみと一緒に一般廃棄物として捨ててしまうと、廃棄物の処理及び清掃に関する法律第25条により、5年以下の懲役若しくは1,000万円以下の罰金が科せられる可能性があるので注意が必要です。

グリストラップの清掃を怠ると悪臭が発生する

グリストラップ自体の清掃は飲食店スタッフでも行うことができますが、時間がかかることと隅々までキレイに清掃することは難しいため、あまり現実的ではありません。また、油脂分・沈殿物・汚泥の処理は費用をかけて産業廃棄物処理業者に委託しなければなりません
 

「うちの店はまだ赤字だし忙しいから、グリストラップの清掃や汚泥の処理に費用・時間をかけていられないよ。」とグリストラップの清掃を怠ってしまうと、その店にはすぐに悪臭が漂い始めるでしょう
 

なぜグリストラップの清掃を怠ると悪臭がするのでしょうか?グリストラップ自体には排水の浄化機能がないため、水面に溜った調理により酸化した油脂分やバスケットに溜った生ごみが腐敗し悪臭を発生させると共に、バスケットの網目から漏れた細かいゴミがグリストラップの底に溜まり、ヘドロのような汚泥になります。このように酸化した油脂分や腐敗した汚泥からひどい悪臭がするのです。

悪臭を発生させないために

おいしい料理やお酒を提供する飲食店において「お店の中がゴミのようなニオイがする」ことはお客様を遠ざけ、売上ダウンにつながってしまいます。このような事態を招かないためにはグリストラップの清掃をし続けなければなりません。
 

とは言っても、飲食店スタッフができるのは毎日の営業終了後にバスケットの清掃を行うことと、週に1回程度、網を使ってグリストラップに浮かんでいる油脂分を除去する程度のことしかありません。グリストラップの底に溜まった汚泥や排水トラップ内の清掃は、グリストラップ清掃の専門業者に委託をして行ってもらう以外に道はないでしょう。
 

では、どれくらいの頻度でグリストラップの清掃を外部業者に委託したら良いのでしょうか?一般的な飲食店では3ヶ月に1度くらい、揚げ物がウリの居酒屋などでは毎月1回くらいの頻度で清掃を委託されることをおすすめします。グリストラップの底に溜まった汚泥をそれ以上の期間放置してしまうと、悪臭が発生してしまう可能性が高いからです。
 

また、汚れを長期間放置してしまうと排水管が詰まり水が流れなくなってしまうなどの問題も引き起こしかねません。グリストラップの清掃を怠ることにより「本日は排水トラブルのためお店をお休みします。」などという張り紙をしなければならない状態を作らないためにも、定期的に清掃業者に清掃を委託しましょう。

グリストラップの清掃を委託する際の清掃業者の選定方法

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グリストラップの清掃料金は清掃業者によってまちまちです。もちろん飲食店にとっては安く清掃してくれるに越したことはありませんが、安かろう悪かろうでは困ります。清掃業者を選定する際には、大手チェーン店のグリストラップ清掃を担当しているなど、信頼できそうなところから選びましょう。
 

中には飲食店のグリストラップ清掃時に出た汚泥などを、事業系一般廃棄物として不法投棄するような悪徳業者も存在します。グリストラップの清掃を外部委託する際には、「マニフェスト管理伝票」という産業廃棄物管理表をしっかりと発行してくれるかどうかを選定基準にされるのも良いでしょう。

グリストラップの清掃を怠ると、悪臭が発生するだけでなく害虫なども発生しやすくなるため、衛生管理面でも好ましくありません。お客様にご贔屓にしていただける飲食店をつくるためにも、毎日しっかりとバスケットの清掃を行い、頻度高く清掃業者に清掃を委託しましょう。

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