食中毒関連情報

食材の取り扱い

食材の受け入れ・保管

食材の受け入れ

信頼のおける仕入れ先の選定


衛生管理が行き届いており、配送時の食品の取り扱いがていねいな業者を選びましょう。汚染された食品の納品を防ぐことができます。

検品/保管の徹底


菌を持ち込まないために、食材の検品・受け入れの際には必ず立ち会い、期限、鮮度、品温などを確認しましょう。劣化した食材など、条件に合わないものはその場で返品しましょう。

確認すること

①外観(品質・鮮度・包装の破れなど)
②数量確認
③消費期限確認
④温度確認

受け入れ後は、すばやく正しい保管方法で保管しましょう。

①常温放置しない
②食材ごとに保管する
③食材を分類ごとに専用の衛生的なフタ付き容器に移す

  • 入荷箱には様々な汚れや細菌が付着している可能性があるため、作業場内には持ち込まないことをお勧めします。

取引先から受け入れまでを表したイラスト。信頼できる取引先から納品し、品物とチェックする。チェック項目は、1,外観、2,数量確認、3,賞味期限確認、4,温度確認。チェック後は肉類、野菜類、魚類、調味料・米類に種類ごとで分けて速やかに保管する。

先入れ先出し

先入れ先出しとは、保管食品を使うときに、長く保管してあるものから順に取り出すことです。長期保管によって食品の品質を劣化させてしまうのを防ぎます。

保管食品を古いものから順に並べているイラスト。古いものが手前に来るように並べ、手前から順に使用する。

入荷日、開封日、消費期限などを記入して日付け管理をしましょう。

正しい保管と温度管理

保管は、衛生的な場所で行います。食品別に衛生的なフタ付き容器または衛生的な覆い(ラップ)をして、所定の場所に保管しましょう。同じ冷蔵庫内で様々な食品を保管する場合は、肉や魚を一番下の段に保管し、他の食品にドリップが垂れないように工夫しましょう。

食品の保管の悪い例のイラスト。食品をラップや蓋のない状態で保管しており、ゴミ・ホコリ・髪の毛の混入、乾燥、カビ・食中毒菌の発生などの恐れがある。

食品の保管のよい例のイラスト。蓋付き容器や衛生的な覆い(ラップ)を使用して保管する。

細菌を寄せ付けない!

冷蔵庫内で様々な食品を保管する際の肉や魚の保管場所の悪い例。衛生的なフタ付き容器へ入れるまたは衛生的な覆い(ラップ)などがされておらず、冷蔵庫の最上段に保管されているため、他の食品にドリップが垂れてしまう可能性がある。

冷蔵庫内で様々な食品を保管する際の肉や魚の保管場所の良い例。食材それぞれに衛生的な覆い(ラップ)がされており、肉や魚が一番下の段に保管されている。


調理済み食品=完成品
(調味料、漬物、加工食品など


原材料ー野菜


材料ー肉や魚


所定の場所に保存

食材には、それぞれに適した保管温度が決められています。不適切な温度での保管は、細菌の増殖、食材の腐敗につながります。適切な温度での保管を徹底しましょう。


食品製造者の義務

適正温度

注意事項


常温保管(乾物など)

室温(20℃前後)

1. 食材を分類ごとに保管する
2. 必要に応じ衛生的なフタ付き専用容器に移す


冷蔵保管


冷凍保存

5℃以下


-15℃以下

1. 庫内温度管理

  • 開閉は速やかに
  • 詰め込みすぎない(庫内収容率:60〜70%)
  • 熱いものは中心温度を10℃付近まで下げてから保管
  • 2. 調理済み食品は衛生的なフタ付き専用容器に入れるか、衛生的なラップなどで覆う

    3. 開缶した缶詰類は、別の容器に移し替えて保管

    4. 原材料と調理済食品は、接触しないように区別して二次汚染を防ぐ


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