重要管理とは、「食品の調理方法にあわせて行うべき事項」であり、「加熱」「冷却」が必要な食品について3つのグループに分け、それぞれのグループごとに安全な食品提供する為のチェック方法を決め、管理する事です。
ここでは『HACCPの考え方を取り入れた衛生管理』の衛生管理計画を作成する上で、「いつ」「どのように」「問題があった時どうする」を決める為のポイントを紹介します。
■なぜやるの?
加熱しない料理では、食材に付着している有害な菌をやっつける工程がありません。菌に汚染されていない食材を使用するか、増やさないために冷蔵庫(低温)で保管しましょう。
■管理方法は?
■管理ポイント
サラダ用野菜は充分に流水洗浄してから使いましょう。
冷蔵庫で低温保管しましょう。
■問題があった場合は?
■なぜやるの?
生肉や内臓に付着しているかもしれない有害な菌の一部は少量の数で発症するとされ、発症すると症状が重くなり、死者が出る場合もあります。また、主に鶏肉に付着しているカンピロバクターは肉の表面だけでなく、内部まで侵入する事が知られています。
■管理方法は?
■管理ポイント
加熱条件の確認をしましょう。
日常運用のポイント
中心温度計の校正をしましょう
■問題があった場合は?
■なぜやるの?
加熱後の冷却時、危険温度帯の通過に長く時間がかかると熱に強い芽胞菌が急速に増殖し、食中毒を起こす可能性があります。
■管理方法は?
■管理ポイント
短時間で冷却しましょう。
目安:2時間以内に21℃以下に、さらに4時間以内に5℃以下に冷却(FDA基準)
十分に再加熱しましょう
■問題があった場合は?
重要管理計画書フォーマット例もご活用ください。