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飲食店開業講座:厨房機器は中古品を購入し、開業コストを少しでも抑えよう

開業までに必要な期間を逆算して、開業準備を進めよう! 飲食店 開業までの流れと期間 無料ダウンロードはこちら

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飲食店開業時にかかる費用の内、大きなものは以下2点です。    

  1. 物件取得費用
  2. 店舗投資費用

1.の物件取得費用とは開業用の物件を契約するために必要な費用のことです。
今回は、2.の店舗投資費用について考えてみましょう。

店舗投資費用とは、内装外装の設計・施工や厨房機器、調理器具、テーブル、イスの購入など、「店舗で営業が出来る状態にするための費用」のことです。まだ開業の資金シミュレーションをしたことが無い方はビックリしてしまうかもしれませんが、内装工事費と設備費の目安は、スケルトン(内装・設備・機器などが全く無い状態)の物件の場合は60~80万円/坪程度かかります。30坪の店舗の場合、2,000万円程度かかってしまう計算になります。

運よく希望通りの居抜き物件を契約できる場合は、設備や内装を譲り受けるための造作譲渡代のみで済みますが、スケルトンから自店を作っていく場合はこの店舗投資費用がかかってしまいます。店舗投資費用の中でも内装工事費・設備費を出来る限り少なくすることは、開業後の運転資金を確保し、安定的な経営を行っていくために非常に重要です。

厨房機器の新品購入はガマンして、業務用中古品を狙おう

先に結論をお伝えすると、開業時の各種設備・機器は業務用中古品を購入することでコストダウンを図るべきです。特に厨房機器は高額のものが多いため、新品で購入しようとするとあっという間に数百万円、時には1,000万円を超える見積りになってしまいます。
 
例えば、ほとんどの飲食店で必要になるであろう「タテ型冷凍冷蔵庫(幅1200×奥行650×高さ1910mm)」について調べてみました。大手メーカーの定価1,247,400 円の品物は、激安ネット通販で最安値を探してみても247,489円もしました。でも、この冷凍冷蔵庫の中古品を探してみたところ、205,200円のものが見つかりました。新品と中古品との差額は42,289円です。
 

もちろん中古品ということはどこかのお店で使われていたものですから、キズや汚れはついているでしょう。でも、冷凍冷蔵庫は一度設置して通電してしまえば、その後は閉店までずっと移動させずに使い続けるもののため、機能劣化は少ないはずです。多少のキズや汚れには目をつぶり、冷凍冷蔵庫としての機能をしっかりと果たすことができるものでしたら、中古品を購入してコストダウンを図ることをおすすめします。
 

開業時には借入金も含め銀行口座に多額の現金があるため、「たった4万円程度」と思われるかもしれませんが、開業する飲食店で4万円の利益を上乗せするためには提供する料理を何百食提供しなければいけないのか、と計算してみればその額の大きさに気が付くことができるでしょう。

飲食店の厨房は購入すべきものがいっぱい

冷凍冷蔵庫以外にも、多くの飲食店が購入することになるであろう厨房機器・厨房品には

  • 【コンロ・熱機器・保湿機器】・・・フライヤー、卓上コンロ、ガスレンジ、オーブン、ガステーブル、グリラー、サラマンダー、スチームコンベクションオーブン
  • 【シンク・台・収納】・・・ガス台、作業台、調理台、シンク
  • 【調理器具・調理機器】・・・ミートスライサー、ネギカッター、フードプロセッサー、ブレンダ―、圧力鍋、フライパン、包丁、砥石、デジタルはかり
  • 【ドリンク用品】・・・ウォーターディスペンサー、コーヒーメーカー、ジューサー
  • 【衛生管理機器】・・・食器洗浄機、タオルウォーマー、浄水器
  • 【食器類】・・・茶碗、ドンブリ、箸、小鉢、レンゲ、ナイフ、フォーク、スプーン

などがあります。

これらの厨房機器・厨房品を、オーナーがこだわりながら1つ1つ新品で購入していくとどうなるでしょうか?厨房だけで開業資金を使い果たしてしまうことになってしまいます
 

飲食店開業時には、厨房機器の購入以外に店舗設計費用、内装外装費用やホールの備品、お客様用のテーブルやイス、カトラリーなどの購入費用、メニュー制作費や看板代、人材採用費、人材研修費、オープン告知のための販促費用などがかかってきます。
 

また、何よりも「苦労して開業したのにお客様が少なく、売上が立たない」時のための運転資金として、出来るだけ現金は多く確保しておくことが必要です。
 

運転資金用に現金を確保しておくためにも、特に費用がかさむ厨房機器については、業務用中古品を探して購入されることをおすすめします。ただし、中古品ですから、購入時の動作確認、購入後の保証内容や保証期間などは必ず確認しておきましょう

開業前に夢見た通りの理想的な店をつくるためにピカピカの新品厨房機器を購入するよりも、「多少ガマンをしてでも中古品を買い、コストダウンを行う」ことの方が、開業後にあなたの飲食店が生き残れるかどうかにとっては重要です。ぜひ、自店に必要な厨房機器や備品の一覧を作成して、「新品でなく中古品で代替できるものはないか」を今日から検討し始めてください

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